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大坂なおみ帰国会見が新人アイドルのデビューイベントのようだったワケ

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大坂なおみインスタグラムより

 9月8日に行われたテニス全米オープン決勝戦でセリーナ・ウィリアムズを破り、優勝を果たした大坂なおみ。本日13日早朝に凱旋帰国し、横浜市内のホテルで記者会見が行われたのだが、会見内での記者からの質問のレベルがあまりにも低く、異論の声が噴出している。

 歴史的な優勝を果たした大坂なおみの話を聴くことのできるチャンスにも関わらず、テニスに関する質問は決勝戦の感想をたずねるものが1問あった程度で、ほぼ皆無。

 あとは、<勝てば抹茶アイスクリームを食べたいと話していましたが、食べましたか><時間があれば日本でやってみたいことはありますか><今日つけているパールのイヤリングには特別な思いがあるんでしょうか><インスタグラムにたくさんの写真を掲載されていますが、次はどんな写真を載せたいですか><好きな言葉や大事にしている言葉はありますか>(2018年9月13日付ニュースサイト「AERA dot.」帰国会見書き起こし記事より)といった質問がひたすら並ぶ。

 取り上げるべきトピックのない売り出し中の新人アイドルに投げるような質問の数々に、会見を見た視聴者は怒りの声をあげた。アスリートに対しての敬意を微塵も感じられない以上、これは当然の結果だろう。

 ただ、日本のメディアによるアスリートへの不躾な態度というのは今回に始まったことではない。

 平昌オリンピックの女子フィギュアスケート金メダリストのアリーナ・ザギトワが『ビビット』(TBS系/2018年4月5日放送分)に出演した際も大炎上が起こった。

 ザギトワが出演した『ビビット』でも彼女の親日家ぶりや私生活ばかりクローズアップし、フィギュアスケートに関する話はほとんど振られなかったのだが、挙げ句の果てにはこんなことまで起きた。

 同じく平昌オリンピックのフィギュアスケート金メダリストである羽生結弦の印象について真矢ミキが質問した流れを断ち切るように、堀尾正明が<とても動物がお好きなようですけど、どんなタイプの男性をボーイフレンドにしたいと思いますか?>と質問。どう考えてもアスリートへの敬意を欠いた空気を読めていない質問としか思えないが、テリー伊藤は嬉しそうに<良い質問だねえ>とかぶせる。しかし、それに対するザキトワの回答はこのようなものだった。

<正直言って男性のことあまり考えたことないんですよ。だからあまり良い質問じゃない>

 今回の大坂なおみへの会見ではさすがに交際相手を探るような質問は飛んでいないが(<今日つけているパールのイヤリングには特別な思いがあるんでしょうか>はそれを狙った質問のような気もしなくはないものの)、レベルとしては五十歩百歩といったところだろう。

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