『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)にレギュラー出演しているお笑い芸人のイモトアヤコ(32)。今月16日に放送した同番組内で、複数の人がイモトに対して“ブス”と侮辱する様子に、嫌悪感を覚える視聴者が続出した。
番組の企画でイモトは、自撮り棒を使った護身術を実演形式で披露。その際、イモトに襲い掛かる男性陣は「ブス」と連呼しながら飛び掛かっていた。イモトを「ブス」と侮辱しながら襲うという演出をした『イッテQ』に対して、視聴者は「テレビで女性をブスって言って笑い者にするってほんと低俗すぎ…」といった批判をSNSに投稿している。
『イッテQ』は平均視聴率20%前後の人気番組で、大人も子供も一緒に見られるバラエティというイメージがあるが、多くのテレビバラエティ同様、女性芸人の容姿や年齢から笑いを取ろうとする傾向にある。
たとえば、お笑い芸人のいとうあさこ(48)が出演する際、彼女のことをナレーションやMCのお笑い芸人内村光良(54)は“ババア”と呼んでいる。いとう自身も年齢をネタとしているところはあるが、視聴者にしてもその扱いに慣れ、いとうが登場する度にババアと連呼することが「面白い」というよりも「普通」になっていく。
女性芸人にしてみれば「それで笑いをとっているんだから、ほっといてくれ」と思うだろうし、いちいち指摘されたとすれば迷惑なものだろうが、容姿や年齢を侮辱する(される)ことで笑いを取るやり方について、再考の余地はないのだろうか。
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