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欅坂46平手友梨奈にTOKIOがかけた言葉の強烈な違和感

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欅坂46『アンビバレント』

 19日放送の『TOKIOカケル』(フジテレビ系)に、欅坂46の平手友梨奈(17)と北川景子(32)が公開中の映画のPRを兼ねて出演。平手がネット社会をめぐる発言をしたことが、話題を呼んでいる。

 番組では、現役高校生の平手に、TOKIOメンバーが人生の先輩として世代間のギャップを教える一幕があった。平手が「今の世代より自由でしたか?」と質問すると、松岡昌弘(41)は昔を懐古しつつ、「おそらくですけど、自由でした」と返答。平手は「やっぱりそうなんだ……」と、納得するようすを見せた。また、国分太一(44)が「窮屈にはなっているな、かわいそうだなと僕らはちょっと思いますね、あの当時と比べると」と述懐しながら、その質問の心を問うと、平手は「「同世代よりちょっと年齢が上の方とお話しすることが多いから、『今の子たちって大変そうだね』とか『窮屈そうだね』とか(言われる)」と答えた。

 これを受けて平手は、現代のネット社会に対する持論を展開。「私は、ネットが今の子たちにはキツイというか、それこそイジメも出てきちゃうから……」と、危惧する意見を述べた。これには、松岡昌弘は「(ネットがないと)ラクでした」と同調。また、長瀬智也(39)は、「そうだね。情報として伝わらなくていいことは伝わらなかったような気がしますね」と語った。

 平手の発言を受けて、(それこそ)ネットでは、「アイドルにはいろいろと大変なことがあるんだろうな」「この子が成長したらどんな大人になるか楽しみ」などと、視聴者の声が上がっている。

 ネット世代のど真ん中に生まれた平手が、ネットに懐疑的なスタンスを取っているのは意外なことかもしれない。しかし平手は、かねてからネット社会を憂う発言を繰り返していた。8月31日放送の『NEWS ZERO』(日本テレビ系)で、女優の広瀬すず(20)と対談。広瀬が90年代のコギャルを演じた映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』を鑑賞し、現代の自分たちに照らし合わせて、次のような感想を抱いたようだ。〈きっと、SNSだったりやっぱり今はスマホとかで、全部コミュニケーションをやっちゃうから、実際会ったときのコミュニケーションを大切にとるっていうことを、きっとしなくなっちゃって〉―――。

 また平手は、2018年1月1日付の「東京スポーツ」の誌面で、ヤンキース・田中将大投手(29)との対談を行っている。アイドル界と球界、第一線で活躍するプレッシャーを互いに語り合う一幕で、平手は次のように述べていた。

 〈え…でも、やっぱり一番はネット。前は一般(の人)だったので、別にネットで叩かれたり、いろいろ言われたりというのはなかったけど、急にこっちの世界に入ったらネットという、言ってしまえば“怖い世界”を知ってしまったなという感覚です。〉〈周りの評価に自分が追いついていなかったですね。自分がなかなかそっちのスピードについていけなかった時期はあります。全然(不安も)ありましたけど…。あんまり覚えてないんですよね、今振り返ると。自分の中で結構、今年がすごい濃い一年だったので。その印象が一番強くて。〉(2018年1月1日付の「東京スポーツ」より引用)

 これに対して田中将大は、〈自分のやりたいこと、やるべきことにフォーカスして、それに対して全力を尽くしていく。評価もその後ですからね。〉と、アドバイスを送っていた。

 これらの発言の背景には、自身が置かれた欅坂46不動センターという立場があるのだろう。たしかに、芸能人や著名人にとって、ネットやSNSは、あらぬ噂を流されたり、心ない言葉を投げかけられたりする場にもなっている。ましてやトップアイドルとして世間の注目を一身に受ける平手が、ネットでの自身の評価を憂慮するのも無理のないことだろう。17歳のひとりの女性に、いらぬ心配をさせていることについては、ネットユーザー全員が反省すべきところもある。

 とはいえ、平手の意見が同世代の若者の総意だとは、ひとまとめにはできないだろう。一般的なデジタルネイティブ世代にとって、TwitterやInstagramは自己の表現活動の場として定着しているし、新しい価値を生み出せる自由な場として、ポジティブに捉えられているのではないだろうか。もちろん、良い側面ばかりではないことはたしかだが、もし現代のネット社会を必要以上に窮屈に感じ、ネットのない時代(=昔)を志向する若者がいるとすれば、それは「昔は良かった」を唱える、懐古主義の大人たちによって押し付けられた幻想の影響ではないだろうか。

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