2018 アンプティサッカーワールドカップ・メキシコ大会目前、元日本代表キャプテン川合裕人氏が語る魅力

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これからのアンプティサッカーの魅力、課題について

――積極的に講演会・体験会なども行っていいますが、反応はいかがですか?

「何度も講演会を行っていますがまだ認知度は低いと感じています。たとえばブラインドサッカーを知っている人はいますかと聞けば、多くの人が手を挙げます。ですがアンプティサッカーを知っているかと聞けば、ほとんどの人が手を挙げません。

 話を聞くだけでなくクラッチ(松葉杖)を使って実際に体験してもらい、経験することで周りに面白さ、大変な部分などが伝わるものです。より多くの人に知ってもらうために試行錯誤を繰り返しています」

――アンプティサッカーの魅力はどこにあるでしょうか。

「サッカーと変わりません。人数とコートの大きさが違うものの、障がいを負っても必死にボールを追いかける姿は観ている人を感動させます。
 今年、国内大会を観に行きました。決勝も素晴らしい試合でしたが、順位決定戦で両チームが必死にボールを追いかけている姿はプレーしていた自分でも感動しました。小学生から50歳前後の大人までアンプティサッカーでは同じピッチで戦うことができます。
 1つのボールを真剣に追いかけながら楽しんでいる姿を、同じ境遇の人に見てもらい、競技を体験してみたいと思う人が増えることを願うばかりです」

――同じ境遇の人に競技を知ってもらい、体験、チームに参加するという流れを確立するために課題として感じる部分はありますか?

「興味を持った人が体験する機会は増えています。ただ実際に参加してみると楽しさよりも難しさが先行してしまい体験で終わってしまうケースが多いと感じます。各チームで体験者が参加するときの練習内容や受け入れ方などには、課題と改善の余地があると感じています。
 『アンプティサッカーって楽しい!』と思ってもらえないことには、体験しても長続きすることはありません。楽しさをどう伝えるかが今後も課題になると思います」

「どんな人でもできないことはない。やれるんだよ」ということを行動で伝えていきたい

――現在は現役を引退し、さまざまな活動をされていますが、今後のビジョンを教えてください。

「アンプティサッカーに関しては裏方に徹していこうと思っています。若い世代を中心に積極的に行動して欲しいという気持ちもあります。今は静岡のアンプティサッカーチームにたまに参加していますが、それ以外の活動にも積極的に取り組んでいます。
 パラマウントチャレンジカヌー、富士登山などにも挑戦しています。『どんな人でもできないことはない。やれるんだよ』ということを、自ら行動することを通じて、伝えていきたいと思っています」

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