石田ゆり子が語るインスタグラムの炎上「ネットの世界は怖いです」

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 石田は犬や猫を飼っており、インスタグラムの投稿も半分ぐらいは可愛いペットたちの写真で占められている。だが、このペットの飼い方をめぐっても炎上が起きている。

 石田は夏の間だけゴールデンレトリバーの雪ちゃんを避暑地にいるドッグトレーナーのもとに預けているのだが、預け先の雪ちゃんの様子をおさめた写真を紹介しつつ<会いたいです。雪>(8月25日の投稿)と綴ったところ、これに「人に預けるぐらいならペットなど飼うべきではない」といったコメントが殺到したのだ。また、そういった批判に対して、石田を擁護するフォロワーからの反発の声も起こり、コメント欄は罵声の飛び交う場所となってしまったのだ。

 結果的に、8月29日には、<ここ最近、SNSというものの良さも悪さもひしひしと感じます。Instagramはわたしの性格にはたぶん合ってるんだと思います。書くことが好きなのと、写真も好きなので…横へ横へと広がる感じも、好きでした。だけど最近やはり疲れてきたのは事実です。インスタ、しばらく休んでみようかとも思っています。それもまた、1つの道ですよね>と投稿し、インスタグラムアカウントの休止までほのめかすような事態となってしまった。

 前述『ボクらの時代』では、角田光代もSNSの怖さ(角田は公式のツイッターアカウントをもっている)を語っている。

 角田は、<正義が怖いような気がします。誰かを中傷するとかじゃなくて、すごく真面目に、真っ当なことが書かれていたはずなんですけど、多分そこに溢れてくる、まごうことなき正義が私は怖かったんだと思うんですよね>と語り、特に東日本大震災以降のSNSにおいては、人々が自分自身のもつ「正義」を振りかざすことで結果的に人が傷ついてしまう事例が多く見受けられ、そこに恐怖を感じると述べている。

 こういった角田の意見に石田も同意。石田はこのように語っていた。

<インスタに求めているものは笑い。くすっと笑える、ふわっと優しい気持ちになるとか、ニコッとすることが意義だと思ってるんですけど、割とみんな勝手に論じ合うというか。あれはなんなんだろう。すごい攻撃性を感じて怖いなと思うこともあるし。確かに、正義とか、思い込みとか、怖いですね>

 ここで語られていることは、現代を生きる人々にとってとても重要な問題を示唆しているのかもしれない。

 たびたび起きる石田の炎上を「人気女優に対する嫉妬」「一部のアンチによる愉快犯」と片付けるのは簡単だ。しかし、炎上を焚き付けるフォロワーの全員がそのような人というわけではなく、なかには「飼っているペットは人に預けず自分自身で面倒を見るべきである」という、確固たる「(その人にとっての)正義」をもとに反論を投稿している人もいるだろう。その人の頭のなかでは、石田の仕事のスケジュールであったり、真夏の東京の気温がゴールデンレトリバーの健康にとって良いとはいえないといった、もろもろの事情は勘案されていない。

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