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『家政婦のミタ』以降の遊川和彦脚本ドラマは炎上多数?『過保護のカホコ』はもはやホラー

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『過保護のカホコ』Instagramより

『過保護のカホコ』Instagramより

 昨年7月から9月に放送された遊川和彦脚本・高畑充希(26)主演の連続ドラマ『過保護のカホコ』(日本テレビ系)が、平成30年日本民間放送連盟賞テレビドラマの最優秀に選ばれた。おしりも9月19日には、連ドラ終了から1年後のカホコ(高畑充希)たちの様子を描いたスペシャルドラマ『過保護のカホコ~2018ラブ&ドリーム~』が放送されたばかりのタイミングだ。

 もちろん『過保護のカホコ』を支持する視聴者は多いのだし、フィクションであるドラマにあれこれ口を挟むのは野暮だとしても、このホームドラマで描かれた異常に過保護な家族にはゾッとするところがあった。ギャグコメディではなく、大真面目にヒューマンドラマとして過保護家族が活躍するのだから正直、視聴後の感覚としてはホラー・サスペンスにも近い。

 同ドラマは、過保護に育てられた箱入り娘の女子大生“カホコ”こと根本加穂子(高畑)が、対照的な環境で育った画家志望の青年・麦田初(はじめ/竹内涼真)と出会って自我に目覚め、さらには家族や親戚の問題の解決にまで乗り出す……というあらすじ。カホコの成長に軸を置いてはいるものの、親のみならず祖父母やおじ・おば、従妹など親戚同士の交流も頻繁どころか日常的で、誰かの誕生日にはみんなで集まってパーティー、誰かに何かしらの問題が起きればそれがどんなものであろうと家族および親戚みんなで解決するのだから、プライバシーなんてほぼない。

 紆余曲折を経た最終回では、カホコと初が結婚。若夫婦は、カホコの母方の実家に移り住み、カホコは保育士を目指しつつ亡き祖母・初代(三田佳子)の意思を継ぎ、家を引き受けることを決心するのであった。そして1年後の『過保護のカホコ~2018ラブ&ドリーム~』。カホコは、母方の実家で初と祖父と3人で暮らしながら、父・正高(時任三郎)の妹・教子(濱田マリ)が設立した“養護施設兼託児所兼学習塾”のカホコハウスで保育士として働いている。が、カホコハウスは経営難。カホコ両親の離婚問題、従妹の留学問題やら叔母夫婦の代理母問題やらも勃発し、カホコは解決に乗り出す。

 びっくりしたのが、カフェでバイトしながら絵を続けていた初が、カフェの正社員になろうとするのをカホコが阻止するシーンだ。カホコは初を伴い本社まで行き、「主人はいつかすっばらしい画家になるから」云々とまくし立てて就職辞退の申し入れをした。また、カホコハウスは閉鎖寸前の段階で保護者からの「うちの子がどうしてもここがいいって言う」「ここに通っている時は好き嫌いをしなかった」という声を受け、存続するというギャグみたいな展開。さらに1年後にはカホコが双子の男女を出産し、離婚を免れた両親は初孫に夢中……というハッピーエンドだった。

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