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ベビーカー使用者の6割が段差のつまずきに苦労 厳しい視線の一方で20~30代は理解も

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Thinkstock/Photo by SvetlanaKlaise

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 CTP JAPAN株式会社は19日、ベビーカーを使用する子持ちの20代から40代の母親500人を対象に実施した「ベビーカー選び」に関する調査結果を発表した。まず、現在使用中のベビーカーについて「選ぶ際に重視したポイント」を聞いたところ、最多は「軽さ」(64%)で、「価格」(62%)や「デザイン」(53%)を上回る結果となった。外出時にベビーカーを折りたたんで持ち運ぶシーンは度々あるため、「長時間使っても疲れない」ことがベビーカー選びで重視されているのだろう。

 ただ、軽さを重視したベビーカーを使用する際、「困っていることがある」と答えた母親は79%もいた。具体的には、「段差でつまずきやすい・乗り越えづらい」(59%)、「ひっくり返って倒れてしまう」(42%)、「押しにくい」(29%)といった、公道の整備不良から使いにくさを感じている人は多いようだ。

 しかし、こういった回答はなにも軽いベビーカーの使用者に限ったことではないだろう。ピジョン株式会社の調査によると、「ベビーカーを押していて大変だと感じた場所・環境」として58.8%が「車道と歩道の段差」と回答した。ベビーカーのみならず、車椅子ユーザーや、台車を押して移動中の人にとっても「車道と歩道の段差」は大変だ。公道や公共スペースなどの段差や隙間をいかになくし、ユニバーサルデザインに近づけていくかが、これからの公共工事の大きな課題だろう。

ベビーカー使用者に向けられる厳しい視線

 一方で、ベビーカーに向けられる周囲の厳しい視線も、利用者に相当なストレスを与えている恐れがある。ベビーカー使用者に対して敵意を抱く人がいるのだ。

 たとえばお笑いコンビ「NON STYLE」の石田明は以前、妻がベビーカーを押しながら買い物している際に、女性に舌打ちされ、面と向かって「いつもこんな事をしているの? 人の迷惑って考えた事ある?」とまで言われたというエピソードを、自身のブログで報告している。

 こういったエピソードは枚挙にいとまがなく、ベビーカーを使用して外出していると、「周囲から心無い言葉を投げかけられた」「不愉快そうな視線を向けられた」といった声はネット上で多く散見される。

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宮西瀬名

フリーライターです。ジェンダーや働き方、育児などの記事を主に執筆しています。
“共感”ではなく“納得”につながるような記事の執筆を目指し、精進の毎日です…。

twitter:@miyanishi_sena

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