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King & Princeより人気!? 中国芸能界を席巻する美少年グループたち

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 King & Prince、HiHi Jetsなどのジャニーズ系、三代目J Soul Brothers、GENERATIONSなどのEXILE系、超特急やDISH//などスターダストプロモーション所属の「EBiDAN」系、さらに防弾少年団などのK-POP系と、日本の芸能界には「若手男子アイドルグループ」がひしめきあっている。

 一方、「若年層のアイドルグループは育たない」といわれてきたのが中国の芸能界だ。中国では、俳優でも歌手でも本格志向が強い。そのため、大学卒業後にデビューするのが普通で、若いアイドル俳優、グループアイドル歌手の枠が空白に。その穴は、日本や韓国のアイドルグループが埋めてきた。

 しかし近年、そんな中国芸能界にも男子アイドルグループが増えてきているらしい。どんな特徴を持ったグループがいるのか、日本のファンたちに聞いた。

男子アイドルグループ界のパイオニア「TFBOYS」

 中国の男子アイドルグループ界は、「TFBOYS」というパイオニアによって切り開かれたという。20代の女性ファンFさんは、Twitterの友人の投稿でTFBOYSを知ったそう。

「TFBOYSは3人組で、2013年に平均年齢13.5歳でデビュー。それまで同じようなグループがいなかったため、若い女性だけでなく20代から60代までの“母親ファン”も熱狂させ、爆発的ヒットを遂げたそうです。

 とにかくすごい人気なんですよ。2014年にリーダーの王俊凱(ワン・ジュンカイ)くんが受験で活動休止したのですが、『高校入学試験の準備をしている』というWeibo(中国版Twitter)の投稿は27万回以上リツイートされたとか。さらに熱心なファンたちは受験のコツなどをリプライでアドバイスし、『史上最も完璧な復習問題集』と称されたといいます。2015年には、あるWeiboの投稿が半年ほどで4277万回以上リツイートされ、ギネス記録に。その他、さまざまな媒体で人気ランキング上位の常連となっています。

 王俊凱くんは現在、Weiboのフォロワーが5677万人。彼だけじゃなくて、もう2人のメンバーも、王源(ワン・ユエン)くんが5700万人、易■千璽(イー・ヤンチェンシー、■は火へんに羊)くんが5544万人と、全員がすごい数のフォロワーを持っているんです。中国では国民的タレントとなり、彼らのCMや広告を見ない日はないほどだそう。食料品から化粧品、時計、デジタル製品に至るまで、各メーカーが彼らを起用しているらしいですよ」

 では、彼らのアイドルグループとしての実力のほどは?

「4年間の育成を受けてデビューしただけあって、全員デビュー時から歌はうまいですね。ダンスは、初期はホントに初心者レベルでしたが、素人目にも2015年にはだいぶ上達していることがわかります。

 曲調は、どちらかというとジャニーズっぽい感じ。ラップを交えた曲、ロックっぽい曲もありますが、メインはキラキラしたポップな曲です。

 MVも少年らしいキラキラの世界を表現したものが多く、制服がモチーフの衣装を着ていたり、学校が舞台になったりと何かと『正統派』っぽいイメージですね。ただ中国のお国柄か、『モンスターズ・インク』のサリー、スパイダーマン、ウルトラマン、バットマンがほぼまんまの姿で出てくるという版権を無視したパクリMVもあります(苦笑)」(同)

King & Princeより人気!? 中国芸能界を席巻する美少年グループたちの画像1

中国版のTwitterであるweiboより、TFBOYSのメンバーたち

 最近は、大人っぽい魅力も打ち出しつつあるというTFBOYS。所属事務所のTF エンターテインメントは中国版ジャニーズ事務所とも呼ばれ、韓国の練習生システムを導入。その練習生たちは「TF家族」と呼ばれ、ジャニーズJr.のような存在だという。

TFBOYSと韓国「NCT DREAM」のパクリ!? 「YHBOYS」

 パイオニアがいれば、それをまねた後続者は必ず現れる。30代の男性ファンEさんがハマッている「YHBOYS」が初めに注目を集めたのは、そのグループ名のせいだった。

「2017年1月デビューのYHBOYS は、YHエンターテインメントに所属する7人グループです。メンバーはもともと事務所に所属していた元子役たちで、デビュー当時は平均年齢12歳でした。

 すごい美少年ぞろいなんですが、そのグループ名がTFBOYSのパクリということでデビュー時から物議をかもすことに。さらに『陽光小鬼頭(サンシャインボーイズ)』という曲のMVでは、韓国のアイドルグループNCT DREAMの衣装をパクったと再び悪評を買ったんです。とはいえ大手の事務所だからか、テレビ番組の主題歌を歌ったり、ビルボード・ミュージック・アワード2017のレッドカーペットに招待されたりと、活動の幅を広げているみたいです」

 韓国の芸能事務所とのつながりが強く、韓国のアイドルグループSUPER JUNIOR-Mの元メンバーが大株主を務めてもいるYHエンターテインメント。韓国芸能界に倣ってメンバーたちの育成もしっかり行っていたようだ。

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2018年4月に発売されたYHBOYSのシングル「I Can Do It」に関するweiboでの投稿

「デビュー当時から、歌もダンスも結構上手なんですよ。ただ、楽曲は90年代っぽいふわふわしたポップスで、今のはやりに乗っているというより古いって感じですね(笑)。全体的に、10年前のK-POPをダサくしたような雰囲気で、微妙なパステルカラーとあか抜けない衣装がたまらない(笑)。『国家』というカバー曲のMVなんて、サビでメンバー全員が国旗を振るというトンチキっぷり。観ていて飽きないですね」(同)

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