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給料一律同額の「ZOZOTOWN」は働きやすい会社か?

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zozotown公式HPより

 9月26日放送の『ガイアの夜明け』(テレビ東京系)は、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」の運営する株式会社スタートトゥディの前澤友作社長に密着する内容だった。前澤社長は今年、女優の剛力彩芽との交際を公表したことで、自身やスタートトゥディへの注目度を飛躍的に上昇させた。その一挙手一投足がネットニュースになり、最近では月旅行計画も話題に。同社は10月1日から社名を株式会社ZOZOに変更する。

 前澤社長は1975年生まれの42歳。名門校として有名な早稲田実業高校に入学するも、通学時にラッシュの電車で遭遇するサラリーマンたちの辛そうでつまらなそうな姿に衝撃を受け、「意図的」にレールを離れたという。大学には進学せずバンド活動とバイトに明け暮れ、海外のレコードやCDの輸入販売を開始し、1998年にスタートトゥディを創業。洋服のネット販売を開始したのは2000年のことだ。

 洋服をネットで買うのが一般的ではなかった時代、先駆者として2004年にZOZOTOWN誕生。2007年にスタートトゥデイは東京証券取引所マザーズに上場、2017年の売上高は984億円で、前澤氏は億万長者として名を馳せている。今年4月には、ボディスーツで個人の体型を綿密に計測した上で生産するオーダーメイドスーツ「ZOZO SUIT」のサービスを開始するなど、ZOZOの快進撃は止まらない。当然のことだがただ思いつきで行動しているわけではなく、たとえば「ZOZO SUIT」の背景には、いわゆる「過剰在庫」や大量生産大量消費への問題意識がある。「何をやるにしても人と同じことをやるのが嫌い、なぜなら競争したくないから」「楽しめば楽しむほど儲かる」と語る前澤社長は、純粋かつ野心的な人物のようだ。

 『ガイアの夜明け』ではそんな前澤社長率いるスタートトゥデイに属する社員たちの働き方も紹介した。最大の特徴は社員の基本給とボーナスが「一律同額」だと謳っているところだろう。また同社は千葉県千葉市美浜区幕張に本社を置き、指定エリアに住めば「幕張手当」として月額5万円の住宅手当が支給される。どちらも前澤社長の方針であり、基本給とボーナスの一律同額は「社員が社員の悪口を言うのは最悪」「給料の差や成功報酬を過激にやり過ぎると『あいつはこうだよね』とか変なことが起きる」から「透明性を持ってやっている」とのことだ。幕張手当は地域の活性化を目的とした手当で、通勤時間の短縮、近くに住む社員同士の交流が持ちやすいという声もあり、現在は社員の8割が利用しているという。

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中崎亜衣

1987年生まれの未婚シングルマザー。お金はないけどしがらみもないのをいいことに、自由にゆる~く娘と暮らしている。90年代りぼん、邦画、小説、古着、カフェが好き。

@pinkmooncandy

バナナ&ストロベリー

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