『マツコ&有吉』の素人いじりに批判 根底にあるのはテレビの優越感?

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テレビ局スタッフの勘違いな態度

 一般人に対するテレビ局スタッフの態度が横暴だという話題は、以前から度々問題になっている。

 たとえば、ある観光地にバラエティ番組のロケが入った際には、ロケバスが道を塞ぎ、一般の車が通れなくなったことや、テレビ局スタッフが通行人に対して「写真を撮るな」と怒鳴り散らすなどの行為があったという。

 震災などの被災地でも、テレビ局の取材班がガソリンスタンドで給油を待っている列に割り込む、撮影禁止になっている避難所を撮影するなど、被災者よりも自分たちを優先する行為があったとSNSを中心に話題となったことがある。メディアが被災地の状況を伝えることは意味のあることだが、被災地に入るのであれば、被災者を優先することは最低限の配慮だろう。

 また、今年の3月、おぎやはぎの矢作兼(47)はラジオで、テレビ番組のロケ中に道を避けずに割り込んで来る人の話になった際、「みんな『あっ、テレビの撮影してるんだ』と、カメラとタレントの前を通らないように通ってくれる。けど、必ず『なんで俺がお前たちのために、違うルートを通らなきゃいけないんだ』っていう顔で、横切るオジサンって必ずいるの」と発言。最終的には割り込んでくるおじさんのことを「いわゆる老害ってやつだろ」などと老害呼ばわりした。

 わざわざ入り込むことはどうかと思うが、矢作のこの発言は「一般人はロケのために道をあけるのが当たり前」とも取れる。テレビ業界においてこのような考え方が常識なのであれば、勘違いが過ぎる。

 一昔前であれば、テレビは一方的に情報を発信していた。しかし今は、その放送内容や制作手法、表現への異論・反論を一般視聴者が議論するネット環境がある。それでもテレビが社会に強い影響力を及ぼすメディアであることは変わらず、だからこそ作り手は謙虚な姿勢が求められる。時代錯誤な優越感に浸っている場合ではない。

(栞こ)

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