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北川悦吏子『半分、青い。』のツイッター大暴れは意図的なものだった? その理由は……

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北川悦吏子Twitterより

 本日(9月29日)、北川悦吏子脚本のNHK連続テレビ小説『半分、青い。』がいよいよ最終回を迎える。ほとんどの週で平均視聴率20%超えをキープ。また、ツイッターでも放送されるたびに話題となるなど、一貫して注目度の高いドラマだった。

 『半分、青い。』が近年の朝ドラのなかでも突出してSNSで取り沙汰されるドラマとなったのは、視聴者の語りに北川悦吏子本人も率先して参加し、脚本執筆の裏話を明かしたり、「神回」を予告していたからという側面がある。

 2017年の元旦から始めた朝ドラの執筆作業はハードで、北川氏はその間2度も救急車で搬送され、病室で執筆した時期もあった。そんな満身創痍での脚本執筆を支えてくれたのは、ツイッターを通しての視聴者との交流であったという。「文藝春秋」(文藝春秋)2018年10月号掲載のインタビューのなかで、北川氏はこのように語っている。

<インターネットを通しての救いもありました。ツイッターを通して多くの方が熱い意見や感想を送ってくださっている。すごくハッとさせられる意見もあって、そこから発想したものをいくつか台詞に入れたこともあります。見ず知らずの、たくさんの人たちが私を支え続けてくれていて、感謝しきれません>

 ただ、『半分、青い。』放送中の北川氏のツイッターを振り返ってみると、彼女にとってそこにあったのは<救い>ばかりではなかっただろう。作品の内容に対してあまりにも否定的な意見が多いため、<最近、リプライに妙なものが入って、こわくて、読めなくなってます>とツイートしたこともあったからだ。

 『半分、青い。』と北川氏をめぐってツイッター上を飛び交ったのは肯定的な意見ばかりではなかった。むしろ、常に「炎上」とともにあった、ともいえるだろう。

 北川氏の炎上は『半分、青い。』の放送が開始される2018年4月からさかのぼること1年近く前、2017年3月の時点からすでに始まっていた。

 『半分、青い。』の時代設定は高度経済成長期から現代にかけてで、永野芽郁演じる主人公の鈴愛は1971年生まれの人物として描かれる。北川氏自身は1961年生まれで10歳差があるため、1971年生まれのリアルなライフストーリーを知る意図で、『三宅裕司のいかすバンド天国』(TBS)で好きだったバンドや、「バブル時代の象徴」として思い浮かぶものなど、当時の思い出をフォロワーに質問するなどしていた。

 北川氏の脚本執筆の助けとなることができることを喜ぶファンもいる一方、ツイッターでかき集めた不確かな情報をもとにリサーチを行う姿勢を疑問視する声も起きた。

 そうして放送が開始された『半分、青い。』は、登場人物の行動や強引な展開について賛否両論の声がたびたび起こるようになる。最終回直前でも、東日本大震災の物語への取り入れ方をめぐって批判が起きており、最後の最後まで論争を喚起し続けたドラマだった。

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