明石家さんまに志村けん セクハラ大御所芸能人を笑って許すテレビの大問題

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 志村けんといえば、優香(37)をはじめ、お気に入りの女性タレントを自身の冠番組に出演させて寵愛すると言われているが、9月30日をもって芸能界を引退したグラビアタレントの小林恵美(35)も、かつてはそのひとりだった。小林恵美は2002年のデビュー以来、『志村けんのバカ殿様』(フジテレビ系)や『志村けんのだいじょうぶだぁ』(同)への出演を中心に、バラエティ番組での人気を得ていた。志村と小林の蜜月ぶりは画面を通しても伝わってくるようで、一部では愛人疑惑まで浮上するほどだった。

 しかし近年、小林は志村の冠番組へ出演がピタリと止まっていた。同時期にグラビアの仕事も激減していたため、当時からネットでは「志村の機嫌を損ねた?」「志村ファミリーも、芸能界も干されちゃった」という見方がされていたようだ。小林恵美が引退を発表したことで、志村のことを連想したネットユーザーも多いはずだ。真相は定かではないが、芸能界の歪なパワーバランスを感じずにはいられない。

 大御所芸能人がお気に入りの若手女優やタレントを意のままにすることや、女性側が決定権を持つ人物への“色仕掛け”で仕事を獲得することは、これまでの芸能界では許されていたことなのだろう。むしろそれが自然だったのかもしれない。しかし、ハリウッドが映画プロデューサーの性暴力問題で激震したように、現代社会においてはそうした仕事のやり方は正当ではなく見過ごせないものとなっている。テレビが持つ影響力はいまだに大きいからこそ、こうした問題には制作側がしっかり目を向けてほしい。

 ハラスメントに関する問題が槍玉に上がると、「昔はおおらかで良かったのに」と嘆く声も一定数見受けられるが、その“昔”の“おおらかさ”は誰にとってのものだったのか、冷静に考えなければいけない。昔は権力を持つ側にとって、暴力をふるう側にとって、それが許容される“おおらかさ”があり、理不尽な行いが容認されてきたのではないか。バラエティ番組での「笑い」のネタだから良いだろう、で済ませてほしくはない。

(今いくわ)

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