アイドル自殺 恫喝LINEの内容でも「パワハラ一切ない」といえるのか

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「事務所を辞めるのであれば違約金1億円払え」

 事務所の対応や学業との両立に悩んだ大本さんは、グループの脱退も考え事務所に相談。周囲にも「辞めたい」と話していたという。そして脱退を留まった大本さんが事務所スタッフに〈脱退することをやめました。これからも愛の葉ガールズを続けます。いろいろと心配をおかけしてすみません。これからもよろしくお願い致します〉というLINEに、事務所スタッフは〈次また寝ぼけた事言いだしたらマジでブン殴る(顔文字)パンチ!〉と返信している。

 また、大本さんは、事務所の勧めもあって、翌年度から私立の全日制高校に通うことを決意し、2017年12月に県立の通信制高校を退学。全日制高校ならば休日のイベントに出られるし、お金の心配はいらないと、事務所には言われていたという。大本さんは今年2月、私立全日制高校の入学金3万円を事務所に借りて納入。制服代約7万円も事務所に借りた。

 今年3月17日、大本さんの母親は事務所に、大本さんの契約満期を迎える2019年8月末で契約終了を希望する旨を伝えた。3日後の3月20日、大本さんと母親は私立全日制高校に納付する12万円を借りるために事務所に出向いたが、事務所側は貸付を拒否。大本さんは夜、LINE電話で事務所社長に「事務所を辞めるのであれば違約金1億円払え」と言われたといい、この話を大本さんから聞いた友人もいるという。そして翌日の3月21日、大本さんが予定されていたイベントを欠席し自宅で亡くなっているところを母親が発見した。

 Hプロジェクトの佐々木代表取締役は、「1億円払え」などの発言を否定しており、法的責任はないと主張。「真実にあったこと、裏付けがあること、(大本)萌景ちゃんとのやりとりで言ったこと、交わしたことはお伝えしていこうと思います。裁判の場で」とコメントしている。裁判所では上記LINEのような“証拠”を、どう判断するのだろうか。

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