『リーガルV』第一話が炎上!「痴漢は女のでっち上げ」という安易すぎる展開

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『リーガルV』は高視聴率だからこそ、安易なテーマ選びは罪深い

 『リーガルV』が、女が痴漢冤罪で男を陥れる事件を第一話で取り扱ったのはなぜだろうか。キャッチーなネタだということなのか、あるいは注目すべき重大な問題ということか……であれば、この難しいテーマを単純明快に描くべきではなかったと思う。実際の痴漢被害で苦しむ被害者の多さや、卑劣な痴漢加害者に触れることなく、「悪い女が冤罪をでっち上げた」面だけを描くバランス感覚が残念なのだ。

 そもそも痴漢という犯罪自体は絵空事ではなく現実に起きている許されざる問題なのに、マスメディアやエンターテインメントは「痴漢=冤罪」というイメージの強化に努めている。結果的に痴漢被害そのものが軽視され、被害を訴えても金目当ての痴漢冤罪を疑われるなど、泣き寝入りする被害者を生み出しかねない。

 何の罪もない人がある日突然、痴漢にでっち上げられて人生が一変する……という展開は、確かにドラマティックだし、自分の身に降りかかることを想像したらゾッとするだろう。だが、痴漢「被害」に遭い、肉体的・精神的苦痛を強いられた人の人生も想像してみてほしい。

 『リーガルV』公式サイトのイントロダクションには「スキャンダラスな“元・弁護士”が弱者を救う!?」とあり、弱者を救済するドラマを期待している視聴者もいるだろう。来週放送の第二話は“ハニートラップ”がテーマとのことで、ネット上では早くも落胆の声が上がっている。

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