ノーベル物理学賞「レーザー物理学における画期的な発明」に、「本当に物理学賞なの?」とのギモンの声

【この記事のキーワード】

日々進歩する科学を理解することの愉悦

 さて以上の通り、ノーベル物理学賞の受賞においては、単に新しい観測や物質・物理法則の発見などといった基礎研究的なものだけでなく、基礎と応用のバランスが重要であることが改めてわかりました。何も基礎研究のみが物理学のスタンダードではなく、それを活用し、応用して社会へ貢献することも大事な科学の役割なのだということでしょう。

 さまざまな自然科学の分野で日夜研究に邁進している研究者たちの存在。そうした研究によって積み重ねられてきた長い歴史を経て、私たちの生活が便利になっているということ。もちろんその研究内容を正確に理解するのは専門家でないとなかなか難しいでしょうが、その研究によってどのようなことがわかったのかについて興味を持ってみるのも楽しいものです。

 科学は人類みんなのもの。この機会に、日々進歩する科学の世界をちょっとだけのぞいてみてはいかがでしょうか?

(文/島田誠)

 

【筆者プロフィール】
島田誠(しまだ・まこと)
沖縄県生まれ。九州大学大学院理学府博士後期課程中退。物理の研究者を志していた科学好き。2007年から英文技術論文誌編集、理工学専門書編集を経て、2017年よりフリー編集者、ライターとして活動中。

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