『中学聖日記』の生徒と教諭の恋が“純愛”に見えないのはなぜ?

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 黒岩は勝太郎の存在に嫉妬心のような感情を抱いている様子だったが、“恋心”というものを知らない彼は、自分自身の感情をうまく整理できず、ある真夜中に失踪。黒岩の母親から連絡を受けた聖は、自転車で海に行こうとする黒岩を発見する。聖の車で家まで送ることとなるが、聖の携帯に勝太郎からの電話が。婚約者と話す聖の姿を見た黒岩は、車内から飛び出して一人で家に帰っていった。

 黒岩はなかなか手ごわい問題児だが、第一話のラストシーンは黒岩が学校で、「先生! ぼく先生のこと好きになっちゃいました」「もうどうしていいか全然わかりません」と告白。聖の返事はないまま終了した。

 放送前から注目を浴びていた作品ではあったものの、平均視聴率は6.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、突出して低い結果に終わっている。ドラマが始まった瞬間から、ネット上には視聴者からのさまざまな意見が飛び交っていた。

 「有村架純が可愛い」という声は非常に多かったが、ストーリーに関しては、「なんか気持ち悪い」「黒岩くんが中学生に見えない」「完全に大人同士の恋愛」といった声が上がっており、制作側の意図する“純愛”が意図通りには伝わっていないことがうかがえる。たとえば車内で2人きりになるシーンでは黒岩がキスを迫るなど、“純愛”よりも黒岩の一方的なグイグイ感が強かった。聖の頼りなさ、流されやすさも、裏を返せばピュアということなのだろうか。

 実際に今年8月には、男子高校生にみだらな行為をしたとして北海道の女性教諭が書類送検されており、この生々しい演出を「ドラマだから素敵」だと受け止められない視聴者もいるだろう。原作マンガはまだ連載中だが、ドラマはこのテーマをどう描き切るのだろうか。

(ボンゾ)

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