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「結婚は日常生活の延長、男が女を引っ張る恋愛観もしんどい」 直木賞作家・西加奈子の結婚観

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Thinkstock/Photo by tuaindeed

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 10月7日の『ボクらの時代』(フジテレビ系)では、南海キャンディーズの山里亮太、オードリーの若林正恭、直木賞作家の西加奈子が出演。恋愛や結婚に悩む山里亮太と若林正恭に、結婚・出産を経験した西加奈子が持論を展開した。

 番組中、出産による心境の変化を聞かれてた西加奈子は、「変わる変わるって思ったたけど、変われへん」と想像していたような変化はなかったと言い、「人間って結局1人。基本孤独やと思う。それが悪い意味じゃなくて。うちに関しては『子どもができたから作品が…』とか、全く無い」と続ける。

 ただ、山里亮太は子どもを持つことに対する心構えが未だにできていないため、なかなか結婚には踏み切れないと口にする。だが、西加奈子は「結婚を幸せなものと思いすぎてるんじゃない?(山里亮太は)ロマンチストなのかもね。結構(結婚生活は)日常の延長やと思う」と突っ込んだ。

結婚して一番良かったことは「結婚しないの?」と言われなくなったこと

 西加奈子の名言はまだまだ炸裂。「もちろん、幸せは増えるよ。家族も増えるし、ご両親も増えて、弟もできて」と結婚したことで得られた幸福について語るが、「一番良かったのは『結婚せぇへんの?』って言われなくなったのが、めっちゃストレスフリーやねん」という。このストレスフリーな感覚に同意する既婚女性は多いのではないか。

 さらに、「(結婚は)したかったけど、『したい』と言うサービスもあったというか。そう言わないと安心しないんだよね、みんな。ホンマにしたくなくて、孤独する楽しいって思ってても、それを言ったら、みんな安心せーへんねん」との持論にも、独身をエンジョイしている男女は頷くところだろう。結婚願望がなくても、「結婚しないの?」と尋ねてくる人への“サービス”として「したいんだけどね~」と返し、ストレスになっているケースはよく聞く。

 また、若林正恭が「山ちゃんって女性を引っ張るの? ドア開けてあげたりするけど、続くのかな?」と山里亮太の恋愛観を俎上にのせると、西加奈子は「それも狭いよね。男の人がドア開けるとか、もう良いと思うで? お金を払うとか」と、男性が恋愛をリードする風潮は時代遅れだと指摘。「え、そうなの?」と驚いた顔を見せる若林正恭に、「うちはそれがしんどくてゲェ吐いたことがある。すごい素敵なレストランを予約してくださったの。ひきつけが止まらなくなって…」と過去の恋愛を明かし、西は男性陣の凝り固まった恋愛観にこうアドバイスした。

「好きな人やったら何でもええやん、最初は。お互いが着火剤やのに、花束だ、素敵なレストランだ、それは年取ってからお互い鎮火した時でええやん。なんで一番ラブラブの時に、ディズニー(ランド)とか爆発的なとこに行くんやろう」

 これを聞いた山里亮太は「(恋愛の)説明書を更新してないからかもしれない」と自身の恋愛観が古いままであったことを反省し、「女の子が引っ張るデートでもええやろうし、(お金は)ある方が出したほうがええ」と話した。

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宮西瀬名

フリーライターです。ジェンダーや働き方、育児などの記事を主に執筆しています。
“共感”ではなく“納得”につながるような記事の執筆を目指し、精進の毎日です…。

twitter:@miyanishi_sena

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