組体操や危険な競技を9割以上の親が容認 組体操で年間8000件の事故が起きているのに、なぜ?

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親の感動のために競技続行を望んでいる?

 組体操を危険視する自治体が多いにもかかわらず、それらを容認する親が多いのはなぜなのか。子どもの頑張る姿に感動したい……という親側の欲求にも一因があるかもしれない。冒頭に紹介した株式会社インタースペースの調査では、「運動会当日に経験したこと」について聞くと、「自分の子どもが頑張っている姿に感動した」(80.2%)、「周りの子も含めて、子ども達が頑張っている姿に感動した」(68.3%)と、多くの母親が子どもたちの勇姿に感動させられたようだ。

 テレビ番組『はじめてのおつかい』(日本テレビ系)が長年人気を博しているように、子どもが自力でなにかに取り組む姿は“需要”がある。「危険な競技に頑張って取り組んでいる子ども」を見て得られる感動(メリット)は、リスクより大きいと捉えられているのだろう。

 もちろん、今の親が薄情なわけではない。株式会社イードの調べでは、「子どもの安全について、不安を感じることはあるか」という質問に、「とても不安がある」(40.6%)と「やや不安がある」(52.2%)と9割以上の親が子どもの安全を案じている。であればますます、命を落とすリスクさえ含んでいる危険な競技を、「やらせたい」(64%)、「本当はやらせたくないが仕方ない」(31%)と9割以上が容認している現状には矛盾を感じざるをえない。

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