医学部不正入試につながる医療現場の過剰労働、なぜかワークシェアを拒む医師も

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 「現場の人達が、『働き方改革はできない』と思っている人が多いんですよ。やっぱり古い体質を引きずってるから。でも、中の人が変わらないと思っちゃったら、いくら法律や制度を変えようとしてもダメ」と町氏は熱弁をふるう。現場には諦めムードが漂っているようで、本人達の気持ちが上向かないことには働き方改革は難しいと語った。

医師の6割が働き方改革には期待していない

 株式会社エムステージが医師を対象に実施した「医師の働き方改革」に関するアンケート調査の結果によると、「働き方改革は必要だと思うか」という設問に、「非常に必要だ」(20%)、「必要ではある」(52%)と7割が回答した。

 ただ、「働き方改革が現在の勤務先の労働環境に良い影響を与えるか」と聞くと、「全く期待していない」(20%)、「それほど期待していない」(41%)と半数以上が期待していないことがわかった。この調査回答者では働き方を改めたいと願っている医師は多いが、町氏が言ったように、「働き方改革は難しい」と感じているようだ。

 また、株式会社エムステージの別調査では、東京医科大学の女性受験者の減点問題について、「理解できる」(18.4%)、「ある程度は理解できる」(46.6%)と、6割以上の医師が理解を示している。明らかな差別に対して、「仕方がないこと」「必要悪である」と解釈する医師がこれだけ多い以上、医療現場における働き方改革の推進は容易ではなさそうだ。

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