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キャッシュレス化後進国の日本で「現金がいい」発言は“老害”なのか?

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Thinkstock/Photo by deeepblue

 日本のキャッシュレス化は、諸外国に比べて遅れている。この遅れの原因のごとく、鳥越俊太郎氏(78)が、ネット上で集中砲火を浴びた。

 ことは、2018年10月1日発売の「週刊ポスト」(10月19日号)もしくはWebマガジンの「マネーポスト」(2018年10月3日)にキャッシュレス化を拒否するかのような鳥越氏の発言が掲載されたことから始まった。

 “私たちは現金世代です。支払いはキャッシュじゃないと落ち着かない”

 この発言が、ネット上で非難を浴びることになった。

ネット上ではキャッシュレス化の遅れている理由が「老害」に集中

 鳥越氏は言う。

“日本でもどんどん、「現金お断わり」の店が増えていくんでしょう。そうした変化のスピードには驚くばかりです”

“ポケットの小銭をジャラジャラさせているから、それが減ると「お金を使った」という感覚が得られる。カードやスマホだと「お金を支払う」という行為を意識しにくいから、ついつい使いすぎてしまうような気がする”

“確かに便利だけれど、レジで直接、お釣りを渡してもらって会話があるほうが、生活が明るくなるでしょ”

 以上のような主旨の発言が、日本のキャッシュレス化を遅らせている「老害」だと叩かれたのだ。

 しかし、キャッシュレスが進まない理由は、「そこ」ではない。事はそれほど単純ではない。時代の変化に対応が難しい高齢者は、どの国にもいるはずだからだ。それでは日本のキャッシュレスが遅れている理由は何か?

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地蔵重樹

フリーライター。主に起業家が著者となる本のブックライティングやWebライティングを行う。経済、ビジネス、宗教、歴史、AIに興味あり。しげぞうのペンネームで『駅猫Diary』他の著書も有り。

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