『大恋愛~僕を忘れる君と』ヒロイン戸田恵梨香が結婚を控えているのにムロと一夜を過ごす衝撃の展開

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 しかし事情を知った尚の母・薫(草刈民代)は大激怒。そりゃそうである、損害賠償モノだ。婚約者・井原からも「いま別れてくれれば目をつぶる」と譲歩されたものの、尚は間宮を選んだ。

 自身の気持ちに整理をつけて間宮のもとへ向かう尚だが、その途中で自転車に衝突されてしまい、病院で精密検査を受けることに。同じタイミングで帰国していた井原は、偶然見かけたMRI検査の結果に軽度の認知障がい兆候を見つける。そこに記されていたのは尚の名前だった――。

 不穏な気配で幕を下ろした第1話では、患者の名前が思い出せない、間宮の部屋の合鍵を作ったことを忘れる……といった初期症状が尚に現れている。着実に尚が病に蝕まれつつあることを暗示させており、晴れて結ばれた間宮との間に待ち受ける、過酷な運命を思うと胸を締めつけられる内容だった。というか、そもそも結婚式を目前に控えながら、葛藤なく破談に突っ走る尚の行動も、認知の歪みがまったくの無関係というわけではないのかもしれない。

 尚の突飛な行動にも視聴者は共感を示し、戸田とムロの演技に惹きつけられたとの完走がSNSでは目立つ。「尚&間宮カップルの実直な感じが素敵」「戸田さんの真っ直ぐな演技も良いし、ムロさんの優し気な雰囲気に癒される」「ハッピーエンドにつなげられるか分からないけど、この2人ずっと見ていたい…」といった声が非常に多いのだ。

 前述のように、第1話の視聴率は10.4%をマーク。同枠のドラマが2桁超えのスタートを切るのは、2017年10月期の『コウノドリ2』以来で、好スタートを切ったといえる。また、前クールの『チア☆ダン』は全話平均視聴率が7.1%と低空飛行のまま終了しており、今回はどこまで視聴率を維持できるかにも注目が集まりそうだ。

 10月19日放送の第2話では、尚が井原にアルツハイマー病の前段階だと告げられ、尚の母・薫が“手切れ金”を持参し間宮に頭を下げるなど、物語はどんどん進んでいく。強く惹かれ合う尚と間宮が、降りかかる苦難とともに歩む10年。いち視聴者として見守りたい。

(ボンゾ)

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