『news zero』の視聴率が急落! 有働由美子アナのキャスターとしての問題点

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 現状では、「わかりやすい」ではなく、ただ単に「薄い内容」の報道番組になってしまっている。

「報道番組」として扱う話題選びに問題を指摘される『news zero』

 また他にも、『news zero』に関しては、取り扱うニュースの選定に関しても疑問の声がある。1日放送回では、約30分にわたり本庶佑氏のノーベル賞受賞の話題を取り上げたのだが、一方で、前日に行われていた沖縄県知事選の話は皆無。裏番組である『NEWS23』(TBS)は、玉城デニー氏の当選が意味する辺野古新基地建設に関する沖縄県民の民意について、現地取材のVTRも交えつつ伝えていたわけだが、ノーベル賞の受賞も大事なこととはいえ、それで沖縄のことを扱いもしないというのは、そもそも報道番組としていかがなものかと思わざるを得ない。

 実は、有働アナは以前、池上彰氏からジャーナリストとしての実力を疑問視するような評価を受けたことがある。

 有働アナはNHKから退社したことを伝えるファックスに、<今後、有働由美子というジャーナリストとしてNHKの番組に参加できるよう精進してまいります>という言葉を記していたが、それを受けて池上彰氏から<ジャーナリストとしては、そんなに簡単にジャーナリストなんて自称してほしくない>(2018年4月に行われた自身の出演する新番組の会見にて)と、バッサリ切られているのだ。

『news zero』に挽回の可能性はあるのか?

 『あさイチ』では、井ノ原快彦とのコンビネーションが非常に高い評価を得た。『news zero』でも、筑波大学准教授でメディアアーティストの落合陽一氏や、男性として日本テレビに入社し現在はトランスジェンダーの女性として働いている『金曜ロードSHOW!』プロデューサーの谷生俊美氏など、魅力的なゲストを揃えている。彼らとのコンビネーションがうまく行くようになれば、いい番組となる可能性は秘めているだろう。

 有働アナによるエッセイ集『ウドウロク』(新潮社)では、<この先、加齢と戦いながらも、現場にいて現役を続けたい>と綴っており、ずっと放送現場の最前線に立っていたいからNHKを退社したのだと、仕事に対する決意を表明している。これだけの決意をもって『news zero』のメインキャスターになったのだから、頑張ってほしい。

(倉野尾 実)

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