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『忘却のサチコ』高畑充希の食べ方がうまい!! いかにも美味しそうな「食べる演技」の素晴らしさ

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 ビラ配りで拒絶されたサチコは過去の自分を省みる。相手にしないで無視を決め込んだ路上のナンパ、回答せずに逃げた街頭アンケート。今までの自分はなんて思いやりがなかったのだろうか。そしてサチコは再び俊吾を思い出してしまう。疲れた自分を優しく労ってくれた彼を、心なく拒絶してしまったあの時。寂しそうに笑った彼の気持ちが今ならば理解できる。失ったものはあまりにも大きいが、悲しみを経験し向き合うことで、サチコは大事なモノを得て一歩ずつ前進しているのかもしない。

 強烈なコスプレ姿が功を奏しサイン会は大盛況。頑張った自分へのご褒美として、サチコは近江牛の「すき焼き」に挑戦する。身体に染み渡る極上の味が、サチコの痛みと疲れを忘却の彼方へと誘うのであった。

「コスプレ」「全力疾走」「むちゃぶり」のオンパレード

 高畑は、漫画でサチコがコスプレする回が特にお気に入りで、「連ドラにこのエピソードがあると良いな」と考えていたそう。そのためか披露したゴスロリ姿は迫力充分、劇中で「化け物」と称されたメイクは鬼気迫っていた。前回のスペシャル同様、振りきったコメディエンヌ振りを炸裂させている。

 サチコのキャラクター性もそうだが、演じる高畑自身も役柄に全力投球する「仕事人」な女優。ドラマや映画はもちろんCMでもひっぱりダコの彼女が、低予算の深夜ドラマに惜しみなく挑む姿はまさにプロフェッショナル。今やどんな作品でも選べるだろう彼女が「コスプレ」「全力疾走」「むちゃぶり」のオンパレードなこのドラマを選んだ心意気が素晴らしい。「食べっぷりが良い」と視聴者からお墨付きをもらった食事シーンも前回よりパワーアップしているように感じる。

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