年金破綻の将来は確実。「つみたてNISA」「iDeCo」を利用した方がよいこれだけの理由

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複利の効果で資産額が大きく増える

 長期で投資を行えば複利のメリットを享受できるので、想像した以上の利益を得られる可能性が出てくる。これまで日本の株式市場は年平均で6%の上昇率を示してきた。これは高度成長期もバブル期も、バブル崩壊後の下落もすべて含んだ数字である。つまり長期で投資をすれば、どこのタイミングで投資をはじめてもこの程度のリターンは確保できると考えてよい。

 長期投資の場合、増えた分を再投資するのが原則なので、時間が経過するほど資産拡大に弾みが付く。

 iDeCoの年間投資限度額は自営業者の場合は最大で81万6000円、企業年金がない場合のサラリーマンは27.6万円なので、たとえば年間25万円の投資(月あたり2万円ちょっと)を30年間続けたと仮定する。

 銀行に預金をしただけでは利子はほぼゼロなので、30年間で750万円にしかならないが、年6%の利回りが続いた場合、最終的な資産額は2000万円を超える。短期間の投資で資金を3倍にするのは容易なことではないが、時間を味方につければ、主要な銘柄に投資しているだけで大きな資産を作れる可能性が見えてくるのだ。

 もちろん、投資にはリスクがつきものなので、株価が大きく下落するリスクがあることは否定できない。

 過去の経験値から日本株にはプラスマイナス25%のリスクがあるといわれている。これは1年間に株価が上下する幅がプラスマイナス25%の範囲という意味である(厳密には統計学上の±1標準偏差なので約68%の確率で、株価が上下25%の範囲内で動く)。

 この数字をもとにランダム・アルゴリズムを使ったシミュレーションを行ってみると、元本である750万円を下回る確率は約30%となる。一方、2000万円を上回る人も30%ほど出てくる。つまり貯金と比較して7割の人が元本を上回り、内3割が2000万円以上のお金を手にできる。

 この数字を悪くないと考えるか、危険だと考えるかは人それぞれである。筆者にとっては悪い数字ではないと思えるし、そうであるからこそ自身で積極的に投資を行い、相応の資産を作ってきた。

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