釈由美子が「キャベツ湿布」実践を明かし批判 出産・育児中の女性を取り巻く医学的根拠の薄い民間療法

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Thinkstock/Photo by Yasonya

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 『「キャベツ枕」「キャベツ帽子」で熱が下がる?』は、「子どもの熱が出たときに、キャベツの葉を頭にかぶせるといい、毒素が体外に出て熱が下る」と勧める記事を医学的に否定した内容で、キャベツが体内をアルカリ性にする、キャベツが“毒素”を吸い出す、などの説に明確なNOを示している。

 野菜湿布についてはむしろデメリットがあるとして、〈生の野菜には、リステリア菌などの細菌が付着しています。キャベツでついたその菌を授乳の時に赤ちゃんが口にして感染する恐れ〉〈かぶれたりすることもあるので、保冷剤のほうが安全〉と森戸氏は説いている。

 この記事が話題となっていた時期だけに、釈由美子の不用意な発言をバッシングする向きもネットにはある。釈にも番組制作側にも悪気はなかっただろうが、この発言を流す以上は、“キャベツ湿布”は医学的根拠のない民間療法であり、危険な側面もあることを補足する必要があっただろう。

 出産や育児を取り巻く根拠なき“珍説”がネットには多く蔓延っている。ネットに限らず、残念ながら本や雑誌にも、医学的根拠のない民間療法をすすめるものはある。特に初めての出産や育児で不安な気持ちを抱え孤立しがちな女性にとって、そうしたものを頼りになると感じ、誤った情報を信じてしまうことは、決して珍しいことではない。タチの悪いものになると、母子の身体を蝕んだり、金をむしりとったり、というケースもある。

 情報を鵜呑みにしない冷静さを持ちたいが、人には冷静でいられない時期もある。その渦中にいる人に対して、周囲が関心を持ってあげること、「これはおかしい情報では」と気付いたら指摘することなども重要だろう。また、親切のつもりで無根拠な情報を「ネットで見たよ」とアドバイスするのはご法度だ。すべての民間療法が否定されるべきではないが、怪しい話を信じてしまうとき、根底には不安がある。そのことを周囲も理解してほしい。

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