のんは「能年玲奈」の名を取り戻せるのか レプロ側「誠に遺憾」

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和解が難しい理由は

 今回の報道を受けレプロエンタテインメントが公表したコメントには、〈能年氏から、過去についての謝罪と、弊社にマネジメントを再度依頼したい旨の要望があり、本人との面会に至りました。しかしながら、何ら解決には至っておりません。なお、当事者しか知り得ないはずの情報が事前に外部に漏れ、このような記事が出たことについては、大変不可解であり、誠に遺憾であります〉とある。

 のんとレプロが面会したのは事実だが和解はしていない、というのがレプロ側の見解のようだ。そして〈何ら解決には至っておりません〉という言葉からは、取り付く島もない気配さえも窺える。

 のん側としても、大河ドラマには出演したいが、レプロを離れてから開拓してきた独自の仕事も継続したいというのが本音だろう。アーティスト活動も含めて、だ。その折り合いが、女優として彼女を活躍させたかったレプロとの間でつくのかどうか。

「洗脳」と書かれた独立騒動の経緯

 2013年に『あまちゃん』で大ブレイクしたのんだが、ブレイクまでには時間を要している。のんは中学1年生だった2006年に『ニコラ』(新潮社)のモデルオーディションでグランプリに選ばれ、2010年まで同誌の専属モデルを務めたが、当時は人気・知名度ともにいまひとつだった。女優デビュー作は2010年の映画『告白』だが、のんが出演していたと後で知り驚いた人も多かったのではないか。

 ともかく2013年の『あまちゃん』で彼女の存在は全国区に知れ渡った。モデル時代を含めれば、この時点で芸能活動は8年目。ここまでこぎつけられたのは、彼女の才能・努力はもちろん、事務所のバックアップがあってのことだろう。

 しかし翌2014年1月に、のんはマネージャーに次の契約更新をしないと伝えたことを契機に、所属事務所・レプロとの関係はみるみる悪化した。露出が減っていき、2015年にはのんが無断で個人事務所を設立した、契約期間中なのに仕事を拒否している、演出家の滝沢充子氏に洗脳された、などとネガティブな報道が相次いだ。

 その一方で、『あまちゃん』の主演を務めハードスケジュールにもかかわらずのんの当時の月給が5万円であったなど、レプロ側のブラックぶりを指摘する報道もあった。

 2016年7月、レプロとの契約が満了したとして、のんは個人事務所「株式会社non」を立ち上げて独立。しかし円満退社ではなかったようで、レプロ側は、のん側が個人事務所を設立した2016年1月以降は契約不履行であり、契約期間15カ月の延長を求める通知を出したと報じられている。また、今年4月に入るまでは、レプロ公式サイトに所属タレントとして「能年玲奈」の名前が残ったままだった。

 こうして振り返ると、いかにもこじらた関係である、のん側とレプロ側。『いだてん』の出演をもってしても和解するのは容易ではなさそうだ。

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