フジ『SUITS/スーツ』視聴率は二桁キープも、気になる“違和感”

【この記事のキーワード】

 代表作『踊る大捜査線』シリーズでは、事件現場を駆けずり回るアツい男だった織田裕二だが、今作では貫禄たっぷりのベテラン・エリート弁護士として、冷静かつ威厳を持って若者を諭す。これほど重厚感ある演技をする役者になっていたのだ。

 一方で、「それでいいのか?」とツッコみたくなる要素もなくはない。今日子のウィークポイントとして、息子が熱を出した時に診察を受けさせずに薬をもらって帰ったことが窃盗事件として取り沙汰されるのだが、子どもの熱さましは体重などで量を調整するため、無断で薬を持ち帰るというのは違和感があった。また、今日子は賠償金を目的としておらず、「私はただ身に覚えのないことで解雇されて再就職もできない状況を変えたい。情報自体はすべて事実。事実を言って何が悪いんですか」と大輔に訴えたが、加害者が業界の有力者だからといって、看護師が再就職を妨害されるという設定もピンとこなかった。

 それにしても今年の“フジ月9枠”は、恋愛モノを避けることで顕著に良い結果が出ている。『コンフィデンスマンJP』『絶対零度3』そして『SUITS/スーツ』と、徐々に視聴者を取り戻していることがわかる。『コンフィデンスマンJP』はすでに映画公開も控えているが、『SUITS/スーツ』も本家同様、シリーズ化の芽はある。ともあれ今は最終回までこの物語を楽しもう。

1 2

「フジ『SUITS/スーツ』視聴率は二桁キープも、気になる“違和感”」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。