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ハロウィンの混沌に渋谷駅を利用する人の8割が不快感 対策も

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Thinkstock/Photo by fazon1

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 今年のハロウィン・10月31日は、週の真ん中水曜日だ。平日とはいえ、例年通り、多くの仮装者で街が賑わうことが予想される。

 ハロウィン翌日のニュース番組では毎年、仮装した若者が集まる東京都渋谷区の様子が放送されるのが今や定番。渋谷区、特に渋谷駅前は、ハロウィンを楽しみたい人が最も集まるスポットとなっている。

 しかし、華やかな盛り上がりとは裏腹に、不快感を示す住民は少なくなく、ごみのポイ捨てや騒音などの迷惑行為に対する苦情が相次いでいる。ハロウィン対策として、渋谷区は夜通し騒がないよう終電までの帰宅を促し、割れたビンの破片による歩行者の怪我や車のパンクを防ぐべくコンビニなどの店舗にビン入りの酒類の販売自粛を呼びかけるなど、苦慮している。また、31日よりも前に仮装して路上に集まることも控えるようアナウンスしている。

 昨年のハロウィンでは、スクランブル交差点付近で警備をしていた機動隊員の胸ぐらをつかんだとして、18歳の少年が公務執行妨害の疑いで逮捕されるという事件もあった。さらに、スリや痴漢の被害者も多発しており、今年もトラブルの懸念は尽きない。

海外のハロウィンは良いけど日本のハロウィンは嫌い?

 渋谷区の大騒ぎに限らず、全国各地でハロウィン・イベントが定着してきた感があるが、ハロウィンを好意的に捉えている人は意外にも多くはないようだ。楽天インサイト株式会社は先日、男女1000を対象に実施した「ハロウィンに関する調査」を発表した。今年のハロウィンの予定を聞くと、「特に何もする予定はない」(75.0%)と4人中3人がノープラン。

 また、「日本のハロウィーンと海外のハロウィーンについて、それぞれどう思うか」という設問に、日本のハロウィーンは「とても良いと思う」(6.1%)、「まあ良いと思う」(34.7%)と肯定的な意見が4割程度に留まった。海外のハロウィンは「とても良いと思う」(28.8%)、「まあ良いと思う」(53.8%)と、日本のハロウィンの2倍近い人が好意的に受け止めているのは、もともと海外の文化であるがゆえだろう。

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宮西瀬名

フリーライターです。ジェンダーや働き方、育児などの記事を主に執筆しています。
“共感”ではなく“納得”につながるような記事の執筆を目指し、精進の毎日です…。

twitter:@miyanishi_sena

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