教員の3割が過労死ライン、中学では半数。業務量があまりに多すぎる

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問題なのは労働時間だけ?

 ただ、職場内の人間関係については悪くないとの回答も目立つ。「自身が困ったときに、周囲の人はどの程度頼りになるか」では、「上司」には「非常に」(9.9%)、「かなり」(29.5%)、「多少」(47.8%)。「同僚」には、「非常に」(10.1%)、「かなり」(36.4%)、「多少」(45.6%)。「非常に」と「多少」ではだいぶ印象が異なるが、程度の差こそあれ約9割が上司・同僚ともに一応は信頼できると感じているようだ。

 激務ではあるものの、働きがいがあるかどうかの問いには、「とてもそう思う」(37.3%)、「まあそう思う」(50.5%)と、9割近い教員が仕事にやりがいを感じている。ただそれゆえに、“やりがい搾取”が横行してしまいやすいのではないか。

 日本の教員は授業をし生徒の相談にのりクラスを運営するのみならず、学校行事のサポートや「部活指導」「進路指導」「保護者とのやりとり」など、様々な業務を担っており、一人ひとりにかかる負担は非常に大きい。この現状を改善すべく、政府は「部活指導員」を導入するなど、教員の労働時間抑制に本腰を入れている。課題は山積みだが、やりがいを見出している教員が非常に多いだけに、積極的な環境整備を推し進めて欲しい。

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