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「消費税10%」の罠。まるでひっかけ問題のように複雑怪奇な軽減税率の仕組み

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Thinkstock/Photo by DAJ

 以前、消費税が低所得者には過酷な税であることを、『いよいよ消費税10%、意外に知られていない消費税の実態とは』という記事で指摘した。

 他にも、消費税には、輸出大企業が消費税の還付金で儲かるカラクリ(トランプ大統領は、これを輸出産業への補助金だとして日本の増税に反対している)など多くの問題があるが、今回は私たちが直接体験するであろう軽減税率の「ややこしさ」について触れてみたい。

 軽減税率とは、2019年10月から10%に増税される消費税に対して、一部の消費については現状の8%のまま据え置こうという仕組みだ。

 これがもうほとんど、大の大人が集まってコント(しかも面白くない)でもやっているのか、というほどに面倒な話になっている。簡単に言うと、ファストフードで同じハンバーガーを買っているのに、あなたは10%払わなければならないが、隣のお客さんは8%しか払わなくてもいいという現象が起きるのだ。

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地蔵重樹

フリーライター。主に起業家が著者となる本のブックライティングやWebライティングを行う。経済、ビジネス、宗教、歴史、AIに興味あり。しげぞうのペンネームで『駅猫Diary』他の著書も有り。

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