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映画『検察側の罪人』が27億円超えの大ヒット 木村拓哉が“元SMAP”を捨てる時

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映画『検察側の罪人』公式サイトより

 SMAP解散から約2年、木村拓哉が“変革の時”を迎えようとしている。主演最新作の映画『検察側の罪人』は、10月初旬で興行収入27億円を突破(興行通信社調べ)。嵐の二宮和也との共演が話題となり、公開前はテレビや雑誌で大量露出を図ったことが功を奏した結果となった。しかし、この作品を観た人は「この映画は、今まで勧善懲悪ものしかやってこなかった“キムタク作品”とは大きく違う」と口を揃える。ある映画業界関係者は言う。

「キムタクが検察官役をやると聞いて、彼のヒット作『HERO』みたいなイメージを抱いた人も多かったのですが、実際は『自分の正義を信じるあまり、一線を越えてしまう』というとてもシリアスな難役に挑んでます。つまりヒール役なんですが、正しいことに邁進するヒーローしか今まで演じてこなかったキムタクとしては、まさに新境地。これが、とても深みがあっていいんです。作品としても、渋い名作を数多く手がけている原田眞人監督の作風に見事に染まっていて、情報量の多すぎる原田作品の会話劇を、見事に演じ切っています。今まで『何を演じていてもキムタクにしか見えない』と言われ続けていましたが、この作品では、しっかりと“映画俳優”をしていますよ」

“禁断”の嵐・二宮和也との共演という戦略

 これまでのキムタク映画といえば、『武士の一分』(2006年公開、興行収入41.1億円)、『HERO』2作(2007年公開、興行収入81.5億円/2015年公開、興行収入46.7億円)、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』(2010年公開、興行収入41億円)と、すべて大ヒットを記録。しかし、前作の主演映画『無限の住人』(2017年公開)では興行収入10億円に届かなかったため「大コケ」の烙印を押されてしまい、SMAP解散直後の俳優人生に暗雲が立ち込めていたともいえる。それが、本作『検察側の罪人』のスマッシュヒットで、その“悪評”を見事に払拭してみせたのだった。前出の映画業界関係者は続ける。

「ジャニーズ内では派閥が違う『嵐・二宮和也との共演』という切り札を使ったので、事務所サイドはもっとヒットしてほしかったというのが正直な気持ちでしょうが、興行成績も映画の評判も上々。今回の『検察側の罪人』の成功は、来年1月に封切られる主演作『マスカレード・ホテル』へのいい足がかりになったといえます。木村拓哉をメディアで紹介する際、事務所のお達しによって『元SMAP』がNGワードとなって久しいですが、名実も共に『“元SMAP”を感じさせない映画俳優になる』という本人の強い気持ちを感じさせられる一作に仕上がっています」

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ロボティア編集部

人工知能(AI)、ロボット、ドローン、IoT、ブロックチェーンなど、テクノロジー関連のニュースを配信する専門メディアを運営。国内外の最新技術動向やビジネス情報、カルチャー・生活情報なども各メディアに寄稿中。

サイト:ROBOTEER

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