過激ユーチューバーの「ブス判定動画」炎上でも支持・擁護するファンたち

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『マツコ&有吉のかりそめ天国』で同様の企画放送

 となると、撮影対象者の同意が取れていれば、あの内容でも良かったのだろうか。事前に「ブス、と嘲笑します」と申告して了解を得たらOK、という理解になるが、それはお笑い芸人がテレビでやっていることと近い。テレビでは出来ない過激なことをやるのが彼らの売りとなっているはずだが。

 たとえば先月26日に放送された『マツコ&有吉のかりそめ天国』(テレビ朝日系)の番組内で、「美人の彼氏がどんな人か知りたい!」をテーマに表参道で街頭インタビューを決行する企画は、これに近いものだった。

 芸人の三四郎・小宮浩信(35)が街頭で“美女探し”をしたのだが、女性の後ろから「すみません」と声をかけ、顔を見たとたんに「あっ、大丈夫です」と取材を断り、スタッフに「あんまり可愛くなかった」とボヤくもの。女性の顔にはモザイクがかかっていたが、この放送もネットでは「ひどいルッキズム」だと話題になっていた。

 また2010年、首都大学東京の学生らが「ドブスを守る会」を名乗り、道端で女性に「ドブス写真集を作る」などと声をかけて無断で動画を撮影する騒動もあった。

 学生らは、現代ではメイクやファッションなどで「女性が最低限の見栄えを繕うことが可能になった」ため、「ドブスが絶滅の危機に瀕している」「ドブスを守るための活動の第一歩として、わが国から消えゆくドブスの姿を収めた写真集を作る」と主張し、『ドブス写真集完成までの道程』と題した動画をYouTubeに公開。大学側は動画に関わった2名の生徒を退学処分、1名を停学処分としている。

 その動画では、男子学生が女性に「ドブスってのが、どんどん減っている状況なんですよ」「ぴったりなブサイクなんで。絶対後悔しないと思うんで」と写真撮影をしつこく要求していた。

「テレビだとやらないもんね~」

「へきトラハウス」Youtubeより

「へきトラハウス」Youtubeより

 へきトラハウスは昨年11月にも同様の動画『第1回 振り返りブスババ抜きゲーム!!!』をUPしており、問題となった第2回目の動画は削除したが、第1回目の動画は現在も公開している。第2回の動画の視聴数は約34万だったが、こちらは約227万回視聴、2.4万いいね、だ。

 この動画は、原宿竹下通りで「最初にブス引いたら終わり」というルールで、誰が一番、後ろ姿だけで美女を見分けられるかを競う内容。メンバー自ら「これ失礼な企画だな」と笑いながら、軽いノリですすめていく。企画自体は失礼なものだが、声をかけた相手に直接「ブス」と言う場面はなかった。編集された動画に登場する女性たちは皆、彼らの評価では「当たり」で、「かわいい~」と容姿を褒めるなどしている。一方で、「あれちょっと美人じゃない?」「あれはねえ10代のときに中絶してる」「重いよ」といった会話もあった。

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