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有働由美子アナ『news zero』の視聴率急落で早くも軌道修正か

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『あさイチ』的なテーマでは有働由美子アナの仕事ぶりが光る

 本稿でも述べてきた通り、『news zero』の番組構成や内容に関しては、各所で批判の声が次々と出ており、それが視聴率にも反映されているわけだが、その一方で、『あさイチ』的な内容の特集を組んだときの有働アナは、冴えた仕事ぶりを見せている。

 10月19日放送回では、乳がんにより左乳房全摘出とリンパ節切除の手術を受けたと告白してがん啓発の活動を行っているタレントの矢方美紀(元SKE48)をゲストに呼んで、彼女の闘病や、最新のがん検診事情を特集した。

 その際は、自身が最近受けたばかりだという大腸がん検診のことにも軽く触れながら、「がん」という深刻になりがちなテーマを暗くなり過ぎないように伝え、かつ、すっきりとわかりやすいインタビューをしていた。このあたりの仕事ぶりは、さすがに一日の長があることを視聴者に再認識させるものだった。

 有働アナによるエッセイ集『ウドウロク』(新潮社)では、<この先、加齢と戦いながらも、現場にいて現役を続けたい>と綴っている。27年もの間勤めたNHKを退社したのは、これから先もずっと放送現場の最前線に立っていたいからだ。有働アナが『news zero』のメインキャスターを引き継いだ裏には、そんな強い決意がある。

 リニューアルした『news zero』が始まってから、まだ1カ月も経っていない。もう少し時間が経ったら、問題なく定着する可能性もあると思うのだが、どうなのだろうか?

(倉野尾 実)

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