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安田純平氏へのバッシング過熱、「スマホ1本で発信できる時代に」戦地へ行くことは愚かか

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写真:AFP/アフロ

 10月25日に帰国した安田純平氏だが、3年4カ月にわたる拘束を経て無事に帰ることができたのを喜ぶ声がある一方、案の定出てきたのが、彼の「自己責任」を問う声だ。

 先日、wezzyでも取り上げたが(安田純平氏が「謝罪」を要求されても応じなくていい理由)、高須クリニックの高須克弥院長はツイッターで<この人には敬意ははらえません。兵士ではない。兵士ならば敵に媚びる捕虜だ。出でくるときは定番の作法を守ってほしい。まず「恥ずかしながら・・・」と謝りなさい>と糾弾した。

 タレントのJOYも同じくツイッターで<安田純平さんが解放。この人に批判が集まるのは過去の発言や態度からすると仕方ないのかな。拘束も何度もされてますし。日本政府じゃないにしても、テロリストに身代金が払われてるわけで、結果的にそれが彼らの支援金になる。命が助かったのは本当によかったけど、そのお金が脅威も生みますね>とつぶやくなど、安田純平氏の「自業自得」を責める声は著名人からも飛び出した。

 そういった声は日増しに高まっている。10月28日放送『サンデー・ジャポン』(TBS)では、安田純平氏がかつてツイッターに投稿していたシリアへの渡航を厳しく制限する日本政府への揶揄を挙げながら、西川史子が<(安田純平氏は)『チキン国家』みたいなことを(ツイッターで)言っていて、(捕まったら)結局、日本の政府のお世話になっているっていうのは、自己責任っていうなかで間違っているんじゃないかなと思いますね>と発言。

 また、挙げ句の果てには、陰謀論まで飛び出している。同28日放送『ワイドナショー』(フジテレビ)のなかで、松本人志は<『良かった、良かった』で僕はいいと思います>と、安田氏の解放を喜ぶコメントをする一方で、現地で取材をするようなジャーナリストのなかには「プロ人質」がいるとでも言わんばかりの話にも及んだ。

<極端な話、わざと人質になって『身代金折半しようや』みたいなヤツが出てこないとも限らないですからね、この先。もしくは、そういうISの参加の仕方をするヤツも出てくるかもしれないですから。もちろん、安田さんは絶対違うと思いますよ。でも、そういうことを考えたら、もうこれ以上はやめようねっていう感じにはしてほしい>

ジャーナリストがいなければ危険な地域の本当の姿はわからない

 安田純平氏の行動は、「国民の命を守る」という国が担うべき最低限の責務すら受けられなくて当然なほど罪なことなのか? そもそも、邦人保護は犯罪者であろうとなんであろうとどんな人も受けられて当然な国の義務だが、その議論は置いておくにしても、戦場ジャーナリズムの仕事が為す社会的な役割はとても大きくかけがえのないものだ。

 2018年10月24日放送『Session-22』(TBSラジオ)でジャーナリストの神保哲生氏は、安田氏のような人たちの仕事がなければ、そもそもこのような議論すら成り立たないぐらいのわずかな情報量で、中東などの混沌とした国際情勢を把握しなければならなくなってしまうと主張した。

<『あんな危ない所になんで行くんだ』というふうに言って、だから、『行ったことは間違っている』という言い方をするんだけど、じゃあ、『あなたはなんでそこが危ない所だと知っているんですか?』っていう、それに尽きるんですよこの話は。誰かが行って、見て来てるから、危ないということがわかっている>

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