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犯罪勃発の渋谷ハロウィン、「自己責任」で排除していいのか

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Thinkstock/Photo by vadimguzhva

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 10月31日はハロウィン本番。先週末、東京・渋谷駅周辺では、一足先にハロウィンを楽しもうとする人々が集まり、飲食店の食券販売機を破壊する者、軽トラックを持ち上げて横転させる人々など、異様な雰囲気に包まれた。痴漢や盗撮、暴行容疑で逮捕者も出るなど大きな騒ぎとなったが、平日である31日はどうなるか。

 週末の騒ぎを受け、多くの芸能人がこれにコメント。否定的なものが多く、「若者の劣化」を嘆き、「隔離すればいい」「入場料をとれ」「行く奴らはバカ」等、過激な意見も少なくない。

 昨今、日本で幅を利かせる「自己責任論」は、「痛い目に遭っても自業自得なのだから騒ぐな」と同義だが、この“バカ騒ぎ”の現場に集う人々(多くは若者だとされている)への視線はとことん冷たい。

 マツコ・デラックスは29日放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)で、「もう(ハロウィンは)禁止。埋め立て地に隔離してやらせるとか、ある地域を決めてそこから出たらダメとかにしないと。アイツらを守ってやらないといけない理由ある?」「渋谷、六本木は禁止。昼間に子どもがやる分にはいいけど、夜は禁止。夜は何の意味もない」と手厳しい。

 また、“若者”世代である藤田ニコルは、Twitterに「渋谷のハロウィンについてどう思いますかって沢山来る」「2年前までは渋谷にいたんだけど、酷すぎて行かなくなったんだけど、年々と酷くて悲しいな」と投稿。「私も高校生の時渋谷のハロウィン行って知らない男の人に触っちゃいけないような所触られた事もあるし、まあ仮装してるから自分のせいなんだけど、これから行くって人はそんな事もふまえて危険な所に行くって覚悟で行った方がいいかもね。自分の身は自分で守る事です オススメはしません」と綴った。

 仮装してるから自分のせい、と自らの行動を反省しているわけだが、仮装しているから痴漢に遭っても仕方がないとか、混雑した場所に出向いているのだから痴漢被害はやむを得ないとか、そうした“自己責任”に帰結させていいのだろうか。

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ヒポポ照子

東京で働くお母さんのひとり。大きなカバを見るのが好きです。

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