犯罪勃発の渋谷ハロウィン、「自己責任」で排除していいのか

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 一方で、スマイリーキクチはTwitterに「夜の渋谷に行く女性へ」としてメッセージを投稿。「人混みや露出度の高いハロウィンの衣装を着ていると性犯罪の被害に遭うかもしれません。それを自己責任だと非難する人達もいるので気をつけて」「他にも性体験などを質問してくるユーチューバーがいます。その動画は消せません。親も職場の人も彼氏の親族も未来の自分も見ます」と、注意を促している。

 確かに、無防備な状態で犯罪発生が予想される地域へ赴くことは危険だ。たとえば痴漢被害に遭ったとして、悪いのは100%痴漢だが、犯人を罰しても被害事実自体は消えない。被害を回避するための自己防衛も必要であり、その警鐘を鳴らすことは大切だろう。

 ただ、もっと必要なのは、「ここでは痴漢被害に遭っても仕方ない」などと許容してしまわないことではないだろうか。そこに集うほとんどの人間が、痴漢目的ではなくただただハロウィンというイベントを楽しむ目的だと思う。大多数は“異常な若者”ではなく、普通に楽しみたい人たちのはずだ。それだけ大勢の人間がいる場で、抑止力が働かないことが問題だろう。彼らが「痴漢させない」「犯罪があってはならない」「街を汚さない」等とモラルを意識できるよう、若者をひとくくりにした排除や“自己責任”の糾弾に陥らない取り扱い方が、メディアには求められるのではないだろうか。

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