松本明子、森尾由美ら“不作の83年組”が集結!? SNSの普及がもたらす「昭和のアイドル」に会いに行ける時代

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70年アイドルの接触イベントは塩対応ナシ!

 実はこうした現象が起きているのは、何も80年代アイドルに限った話ではない。さらに時代をさかのぼった70年代のアイドルたちも、再びファンの前に姿を現すようになっているのだ。

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2018年6月に発表された石川ひとみのアルバム『わたしの毎日』(テイチクエンタテインメント)

 今年デビュー40周年を迎えた「まちぶせ」の石川ひとみ(59)は35年ぶりにオリジナルフルアルバムをリリースし、数度の記念ライブを開催。『TVジョッキー』(日本テレビ系)のアシスタントで人気を博した相本久美子(60)は2014年以降、ファン参加型のライブを定期的に行っている。そのほか、『みずいろの手紙』のあべ静江(66)、テレビドラマ『燃えろアタック』(テレビ朝日系/1979年)の荒木由美子(58)らも、コンサートなどを時折開催している模様だ。

 こうした70年代アイドルの場合、単にスタージ上で歌うだけではなく、ファンと密接な交流を図っているケースもある。

 テレビドラマ『がんばれ!レッドビッキーズ』(テレビ朝日系/1978年)の主演を務めた林寛子(59)は、都内でカラオケサロンを経営。そこでは彼女自身が接客をしてくれるのであろうし、公式サイトによれば、店内で毎日のようにミニライブを行ってもいるようだ。

「わたしの彼は左きき」で『紅白歌合戦』にも出場した麻丘めぐみ(63)は2009年、実に33年ぶりにファンクラブを結成。以後、「ファンミーティング」として、有料会員を対象としたパーティを定期的に開催している。飲食を共にしたりゲームを楽しんだり、はたまた一緒に歌ったり──と、ファンにはたまらない内容のようだ。

 テレビドラマ『おくさまは18歳』(TBS系/1970年)の岡崎友紀(65)も、ホームパーティ的なファンとの交流イベントを盛んに行っている。彼女のブログでは、参加者一人ひとりと丁寧なコミュニケーションを図っている様子がうかがい知れる。

「元アイドルたちにとっては、今でも応援してくれるファンは大事なメシのタネなので、彼らを必死に囲い込んでいる──という突き放した見方もできるでしょう。ただ、年齢を重ねることで、『ファンこそが自分の何よりの財産であり、その人たちに恩返しがしたい』と純粋に考えているのもまた事実なのだと思います。だからこそ、そうしたライブやイベントに参加すれば、“神対応”が期待できるわけです。常連になれば顔や名前を覚えてもらえるという、彼女のたちのアイドル時代には考えられなかった展開もあり得るのです」(前出のスポーツ紙記者)

 ハロー!プロジェクト、AKB48グループ、坂道シリーズと、現代のアイドルには握手会などの“接触イベント”は必須ながら、ファンとの間にはそれなりに太い線が引かれている。できることといえば、握手、ハイタッチ、ツーショット写真の撮影程度だ。高い代金を払って「○○と行くバスツアー」の類いに参加しても、その線が多少細くなる程度だろう。

 しかし、時間がたてば、彼女たちと同じテーブルで食べて飲んで、親しく話して、デュエットができる──そんな日が来るかもしれない。2018年のアイドルファンは、30年待とうではないか。

(文/ミゾロギ・ダイスケ)

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