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ちゃんと「離婚」できてる? 協議離婚に付随する問題点

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Thinkstock/Photo by AndreyPopov

 10月27日の『田村淳の訊きたい放題』(MX系)に、南和行氏と木村草太氏の両弁護士が出演し、現状の離婚の問題点を指摘した。

 まず、男女ともに離婚理由の1位が「性格の不一致」であることに、南和行氏は「家庭裁判所の離婚調停っていうのは統一の様式があって、『離婚の理由を書いてください』ってチェック項目になってる。そこに挙がってる項目が、(「性的不調和」や「浪費する」、「酒を飲みすぎる」など)こういったことなのでなんとなく書きようがない時に『性格の不一致』にチェックを入れやすいっていうのがあるような気がする」と分析。

 ちなみに夫婦関係調整調停申立書はこのような様式になっている。

 続けて「経済的虐待や精神的虐待を自分では、『これってDVなんですか?』って言う人も結構いる」と言い、第三者から見れば「性格の不一致」以上に離婚を求める理由がある場合でも、本人に自覚がないため「性格の不一致」にチェックしている人は少なくないという。現行の形式では、正確な離婚理由はわかりにくいようだ。

 ただ、そのような形式になっていることにも理由はあるだろう。南和行氏は「なんで簡単なチェック項目にしているかというと、いろいろ(離婚理由の)事情を言い出すと、『それはそんなつもりじゃなかった』とか『誤解です』みたいなことの積み重ねで話が先に進まない。まずは、『奥さんから離婚したいって言われてるけど、どうですか?』から話を進めないと、『何があって』を言い出すと話が進まないからっていうことが理由としてあるのかな」と、離婚調停を円滑に進めるために、配慮された書式になっていると考察した。

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宮西瀬名

フリーライターです。ジェンダーや働き方、育児などの記事を主に執筆しています。
“共感”ではなく“納得”につながるような記事の執筆を目指し、精進の毎日です…。

twitter:@miyanishi_sena

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