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スーパースターの価値はSNSのフォロワー数で決まる?

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Thinkstock/Photo by efks

 2018/2019シーズンが開幕している欧州サッカー。補強を進めて成功しているクラブもあれば、ワールドカップを終え、コンディションが戻らず低迷しているクラブ、選手もいる。

 中でも気になるのは、やはりメッシ、ネイマール、クリスティアーノ・ロナウドといった、サッカーファンでなくとも知るスーパースターたちの動向だ。

 サッカー選手の価値は当然、年俸と移籍金に反映される。年俸のランキングをみると、1位はバルセロナのメッシで約60億円(移籍なし)。2位はネイマールで約47億円(移籍金約289億円)。3位はクリスチアーノ・ロナウドで約39億円(移籍金約153億円)となっている。

年俸と移籍金の仕組み

 年棒は、クラブが所属選手に支払うお金である。実際に選手がもらっている給与は、記載している額とは異なる場合が多い。そこには契約条件によって変動するオプションというものが存在するからだ。選手はクラブと契約する際に、基本給+出来高オプション(リーグ優勝、ゴール数、アシスト数、チャンピオンズリーグ優勝等)を盛り込み契約する。選手の評価は、シーズンが終わってみないとわからないという未知数な部分がある。

 そのためクラブとしては提示する基本給が現状での評価。オプションについてはボーナスという形で選手に支払うのが一般的な契約となっている。選手に支払う年棒自体も高騰している事実があるが、ピッチ上で求められることは変わらない。変わったのはピッチ外での要求だ。

 それに対して移籍金は選手が移籍したい、監督もしくはクラブが獲得したい選手がいる場合にクラブ間(代理人を通じて)で支払うお金を指す。価値が高い、将来性がある選手ほど移籍金は高額に設定される。その設定金額こそ、クラブがいかに選手を必要としているかを示す1つの指針となる。

 しかし、近年は選手の価値を測れそうな重要な指標がもう1つある。SNSのフォロワー数(インスタグラム、ツイッター、フェイスブック)だ。サッカー界の第1位はクリスティアーノ・ロナウドで3億4000万人。2位はネイマールで2億500万人。3位はメッシで1億8900万人。

(出典元:http://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=331737

SNSのフォロワー数がクラブにもたらすメリット

 SNSの台頭によってクラブと選手の関係は少しずつ変化しつつある。誰もがSNSでつながる時代、多くのクラブは国内にとどまらず、世界中からファンを取り込みたいと模索している。SNSを通じてクラブや選手の活動を見てもらうことで、拡散され雪だるま式でファンが増えていく。それはクラブだけに求められたタスクではなく、契約する選手にも要求されている。

 クリスティアーノ・ロナウドのフォロワー数は、スポーツ選手の中でもダントツだが、ジャスティン・ビーバー(2億8400万人)、テイラー・スウィフト(2億6800万人)といった世界的スターをも凌ぐ。

 サッカークラブとしてのフォロワー数ではバルセロナが約3億人とトップ。クリスティアーノ・ロナウドが移籍する前はユベントスの総SNSフォロワー数は約3600万人。移籍直後の9月には新たに600万人増加したと伝えている。

(出典元:https://www.elle.com/jp/culture/celebgossip/a22986496/cristiano-ronaldo-180905/

 クリスティアーノ・ロナウド個人が約3億4000万人のフォロワーに発信することで、クラブはかなりの恩恵を受けていることになる。

 ユベントスが売り出したクリスティアーノ・ロナウドの1着約1万3645円のユニフォームは、移籍直後から24時間で52万枚という爆発的な売り上げを記録。およそ70.8億円がユベントスの売り上げとなるが、移籍金153億円の半分近くをすでに回収した思えば、高くない買い物だ。

日本人選手トップのフォロワー数は580万人の香川真司

 ちなみに日本人選手では、SNSフォロワー数の1位が香川真司で約583万人(年俸推定6億円移籍金約6億5000万円)。2位は長友佑都で約277万人(年俸推定4億5000万円/移籍金約5億9000万円)、3位に乾貴士の約122万人(年俸推定3億円移籍金なし)となっている。日本では本田圭佑などの投稿がたびたびSNSで話題となりニュースとなるが、世界への影響力と考えると見劣りする傾向にある。

 選手について実力とSNSによる影響力の有無を基準に価値を考えれば、決して日本人(ビジネスとして)を獲得する必要はない。個人の影響力が強くなってきた今、海外でのプレーを考えている日本人選手は、早い段階からフォロワー数を増やしておくのも1つの手かもしれない。

今後サッカー界で重宝されるピッチ上での結果。そしてピッチ外でのインフルエンサーとしての役割。

 クリスティアーノ・ロナウドは世界屈指のSNSフォロワー数を誇る。そしてサッカー選手としてもスーパースターの地位を確立している。

 今までサッカー界の市場価値はピッチでの結果、数字、将来性を見込んで設定されていた。若ければ将来性を買われ、すでに結果を出しているベテラン選手であれば見合った金額が支払われ、ピッチ上でコンスタントに結果を残すことが求められる。

 だが現代では選手のピッチ外における影響力も、クラブが獲得するにあたっての指標となっている。選手個人に対するファンが世界中に存在し、獲得することによる相乗効果が生まれることを期待しているからだ。

 クリスティアーノ・ロナウドやネイマールのSNSを覗いてみれば、日々ファンを楽しませるための投稿をしていることがわかる。選手本人たちも自分たちの影響力を理解しているが、獲得するクラブもインフルエンサーとしての役割に期待している。それは獲得した後に、その効果が数字として明確に表れる部分でもある。

 だからこそ移籍金が高騰しても、クラブは人気選手を獲得したいと願う。クラブが補強する際に試合で結果を残している、将来性がある選手を欲しがることに変わりはない。それに加えてマーケティングという面からSNSのフォロワー数や発信状態もチェックされている。

 欧州サッカー界では2カ月後には冬の移籍市場が開かれる。チームを立て直すため選手の補強を求められているクラブもあるかもしれない。そんな中、移籍金とともに選手のフォロワー数をチェックしてみてはいかがだろうか。

ネクサスフットボール

幼少期からサッカーをこよなく愛し、サッカーに関わる人々や企業を独自の視点で考えながらお酒を飲むのが最高の休日。

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