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『けもなれ』視聴率が大幅ダウン リアル追求の丁寧さがかえってストレスなのか

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『けもなれ』は見ごたえのあるドラマ

 とはいえ、4話では京谷が呉羽(菊地凛子)と“浮気”をするという大事件が勃発。京谷の裏切りをうけ、晶も星恒(松田龍平)と浮気未遂をするなど波乱の展開となり、今後4人の関係がどう変化するのか非常に興味深い。

 第5話ではついに晶と朱里の直接対決が描かれるようで、「仕事も恋もリセット」……となるのだろうか。京谷の浮気によって晶のなかの “獣”が目覚めはじめたようだ。

 だが、晶はそうあっさり強くはなれないだろう。4年間付き合った彼氏に浮気されれば誰だって悲しいし、リアルではそう簡単に自分を変えることはできない。ましてや周りを変えることも難しく、ここからまた2歩下がる展開も十分にあり得る。

 プロデューサーの松本氏は、『けもなれ』を「<現実の大人たちのリアル>に徹底的にこだわって描く新しいラブコメディー」と語っている。

 リアルであればあるほど、観ていて苦しくなることもあれば、もやもやした気持ちになることもあり、現在放送中のドラマ『リーガルV』(テレビ朝日系)のような、展開が速く白黒スカッとつけられる気持ちよいドラマが高視聴率を獲得する理由もわかる。

 しかし、リアルを突き詰めもがき苦しむ人間を描く『けもなれ』も、味があり見ごたえのあるドラマだ。遅くても1歩ずつ前に進む晶の姿に励まされている人はきっといるはずだ。

(栞こ)

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