
安藤美姫Instagramより
元プロフィギュアスケート選手の安藤美姫(30)が、31日の『戦え!スポーツ内閣』(毎日放送系)に出演。自身の経験を踏まえて、スポーツ選手の体型についてことについて持論を述べた。
安藤は、2006年にトリノ五輪に出場した頃の自身について、「自分は(他の日本人選手と比べて)結構がっつり身体の凹凸がある方だった」と説明。女性はホルモンの関係で10代なかば頃から体つきが変わるが、「18歳の(トリノ)オリンピックのときにそのピークが来てしまって、あの時初めて食事制限をした」と明かした。
当時、朝食はおにぎり1個、昼食は茹でたブロッコリーとささみ、卵焼きなど油をいっさい使わないメニューに変更し、夜食もサラダと肉のみで炭水化物を抜いた。しかし、それでも体型は変わらなかったという。トリノ五輪後は、「当時、SNSとかなかったでしょう。手紙で 、『メス豚』とか『デブ』だとか『日本の恥』とかめっちゃ送られてきたんです」と、誹謗中傷を受けた過去を述懐した。
安藤は続けて、「五輪で結果を残せなかった(15位)のであれなんですけど、なんで知らない人からこんなこと言われて、ストレス溜めて食事制限までしたのにって思って。日本にいたくなくて海外に行ったんです」と、その誹謗中傷が海外に拠点を移すきっかけになったことを打ち明けた。
安藤は、日本でSNSが発達し普及して以降、よりいっそう強い誹謗中傷に晒されていく。未婚で出産したことや、ハビエル・フェルナンデス選手との交際を明かしたことなどでバッシングが相次いだ。その点には番組では触れなかったが、「なぜ知らない人からこんなことを言われるのか」という思いはおそらくあることだろう。
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