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メルカリの売上金は本当に“失効”するのか? 自動振込みシステムと支払請求権の放棄

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メルカリツイッターアカウントより

メルカリツイッターアカウントより

 国内ナンバーワンの人気フリマアプリ「メルカリ」の対応に、この夏から秋にかけて一部のユーザーがSNSを中心に苦情を申し立てている。

 複数のメルカリユーザーが、「突然利用制限をかけられた」「売上金が失効。メルカリに盗られた」といった苦情をSNSに投稿。「何度も本人確認書類を送り直しているが、確認完了しない。問い合わせメールへのレスもない」との苦情報告もあり、拡散し続けている。

 Twitter上では、メルカリに本人確認書類を何度も送り、問い合わせも行っているのにも関わらず、メルカリ運営サイドの対応がなされず、売上金が「有効期限切れによる失効」となったというユーザーが、スクリーンショットを公開。拡散されている。

 あるユーザーのケースでは、8月上旬に<本人確認の為と利用制限され、速やかに免許証を提出するも>10月末になっても本人確認が完了せず、30万円以上の売上金が凍結されたと報告している。このケースでは、ユーザー側が改めてメルカリ運営サイドに連絡を入れ、最終的には本人確認が完了し売上金申請ができたそうだが、ユーザーは「メルカリ」に対する不信感を露わにしている。

 しかし誤解が事実として拡散している可能性もある。メルカリの規約には、<弊社が商品代金の引出申請を求めたにもかかわらず、出品者が当該取引完了時から180日を経過しても、当該商品の商品代金の引出申請を行わなかった場合には、弊社は、速やかに、当該出品者が登録した金融機関の口座に、当該商品代金を含むその時点でユーザーが保有する売上金の全額を振り込む方法により支払います>とある。期限が来れば、自動的に振り込まれるということだ。

 それならば、売上金が“失効”することはありえないのではないか。何度も本人確認書類を送るよう通知が来ることは、個人情報管理の面から見てもメルカリ側にシステム上の問題があると考えられるが、ユーザーの売上金をメルカリが強奪しているという表現は、事実誤認の可能性がある。現在進行形で本人確認中となっているユーザーであれば、それが完了次第、最終的には口座に入金されると見ていいのではないか――という見方は楽観的すぎるだろうか。

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中崎亜衣

1987年生まれの未婚シングルマザー。お金はないけどしがらみもないのをいいことに、自由にゆる~く娘と暮らしている。90年代りぼん、邦画、小説、古着、カフェが好き。

@pinkmooncandy

バナナ&ストロベリー

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