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『中学聖日記』有村架純と生徒の濃厚キスに説得力がない! 「引き離される純愛」のおかしさ

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 黒岩と対峙した聖は、砂浜に崩れ落ち、婚約者がいることを目に涙を讃えながら説明する。しかし黒岩は「今日だけ一緒にいてくれたら、先生のことは忘れる」と譲らない。暴走する黒岩のキスを、聖は結局受け入れて……とうとう一線を越えてしまったこのシーン、初めてのキスという感じではなく濃厚な唇の貪りあいも披露されるのだが、相手は中学生だぞ、いいのか聖ちゃん!

 キスからの流れで、とうとうふたりは手をつないで聖のマンションへ。しかし、マンションの前にはよりにもよって勝太郎がいて、その姿を目撃されてしまう。しかもなぜかそこには黒岩の母・愛子(夏川結衣/50)の姿もあり……ここで役者が揃ってしまうご都合主義には驚くが、ともあれ第5話の波乱を十二分に予想させる終わり方だった。

 今回も、中学生にはとうてい見えない容姿で暴走する晶が怖かったり、拒絶しようとしているはずの聖が誘っているような行動をとるなどキャラクターの心理と行動に整合性がとれず、さまざまなツッコミどころが見受けられた。しかしこうした指摘をすればもうキリがないし、そもそも矛盾がなければ、教師と中学生の恋愛物語など成立しないのだと割り切ろう。

 それでも、ツッコミ狙いではなく大真面目な純愛ドラマとして放送していることに、どうしても気味の悪さがある。第5話予告では<引き離される聖と晶>が描かれているが、現時点ではどう見ても聖と晶が悪いわけで、純粋に愛し合うふたりを無理解な周囲が引き裂く……という視点にはなれない。ふたりの恋愛感情に説得力がなさすぎ、ものわかりの悪い子供にしか見えない晶の暴走が怖い。視聴者はこの禁断の恋を応援し続けるのだろうか。

(ボンゾ)

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