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『中学聖日記』視聴率は微増でも、有村架純と中学生の純愛が結局淫行

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ドラマ『中学聖日記』公式webより

ドラマ『中学聖日記』公式webより

 有村架純が主演する連続ドラマ『中学聖日記』(TBS系)の第5話平均視聴率は6.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だった。初回6.0%でスタートし、第4話で5.4%まで落ち込んだことを考えれば微増の回復傾向にある。

 しかし物語は第5話まで進むも、新たな視聴者を獲得できそうな展開ではない。良いドラマは視聴率こそ高くはなくとも評判が評判を呼び、回を追うごとに視聴者が「続きを早く見たい」と期待し、最終回後には「ロス」に陥るもの。だが『中学聖日記』は物語が破綻している。

 舞台は海が近い片田舎の中学校で、三年生のクラスを受け持つ教師の末永聖(有村)と、その教え子の男子中学生・黒岩晶(岡田健史)との“禁断の純愛”がテーマ。教師と生徒なのだから“禁断”なのは当然だが、生徒側があまりに執念深く女性教師に迫り、教師側もなぜかそれに惹かれてしまう。惹かれあうのは“純愛”ゆえ、と説明されても、納得いかない展開が続く。

 第4話では、花火大会の夜に砂浜で二人きりになった聖と黒岩がキスをした。「今日だけ一緒にいて。そうしたら忘れるから。僕は先生に優しくしたい」と迫る黒岩に、「先生って呼ばないで。先生って呼ばれる資格ない」と泣き出す聖。教師と生徒である前に、女と男なのだ――とでも言わんばかりだ。

 二人は手をつないで聖の自宅マンションへ。そこで聖の婚約者の勝太郎(町田啓太)と黒岩の母・愛子(夏川結衣)と鉢合わせたため騒動になるが、もし彼らが来ていなかったら聖は黒岩と“結ばれた”のだろうと思う。

 聖は教頭から教師失格だと責められるが、たとえ教師でなくとも大人としてあまりに浅はか。こんな女性が「夢だったから」と教職に就いていても応援できない。

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