『中学聖日記』視聴率は微増でも、有村架純と中学生の純愛が結局淫行

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 第5話でも聖と晶は暴走した。晶だって子供とはいえ、教師との恋愛が公になれば問題として扱われることくらいわかるはずだが、「先生に迷惑かけたくない」「でも先生と一緒になりたい」と矛盾した要求を周囲にぶつける。

 聖は教頭と愛子に、晶とキスしたことをバカ正直に告白。そのうえ、なぜか自分の母親に「生徒を好きになってしまった」と打ち明けるが、母親は「勝太郎さんと結婚したほうがいい」と諭す。中学生の教え子と彼女がした行為は淫行で懲戒免職ものだが、そうした厳しい話はない。

 また、年齢よりさらに子供っぽい黒岩の執念深さは、初恋の感情の強さを超えて怖いほどだ。聖を婚約者から奪おうと必死に自転車を漕ぐ黒岩だが、そうすることで聖がますます混乱し、周囲にも追い詰められることは考えられないのだろうか。

 吉田羊演じる勝太郎の上司はセクハラが過ぎるし、登場人物のほとんどが倫理的に破綻している。新垣結衣主演の『獣になれない私たち』(日本テレビ系)とは違い、こちらは感情や欲求に素直に従う獣だらけといえる。

 ここから物語は3年先へ進む。最終的には、聖が「自分の気持ちに素直に」なって、黒岩と結ばれるのだろうか。恋愛なんて愚かなほうが楽しい、と全面的に開き直ってくれればそれでもいいのだが、このヒロインに『大恋愛』(TBS系)の戸田恵梨香のような凄まじい魅力は到底期待できない。ハッピーエンドだとしても、バッドエンドにしか見えないだろう。

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