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フットサル合コンが熱い! スポーツの秋は、男女が集う新たなスポット”サルコン”

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Thinkstock/Photo by g-stockstudio

 いま、若者を中心とした男女の出会いの場として、「サルコン」が注目を集めている。サルコンとはフットサル合コンの略であり、主要都市を中心に毎週のように開催されカップルが誕生しているという。

 都心部ではビルの屋上や駅近にコートが設置されているため、アクセスも良好。良い出会いがあればフットサル後に食事に行くことも気軽にできる。

 筆者も大阪で開催されたサルコンに一度参加した経験者。初対面のはずが驚くほど会話が弾み、出会い以上に楽しめるのには理由があった。そんな出会いスポットになっているサルコンの魅力に迫りたい。

サルコンの概要と流れ

 フットサル合コンは、フットサルという共通の趣味を通じて男女の出会いの場を提供している場所である。

 出会いの場を求めている男女にとって、お互いの共通点が明確であった方がより親しみやすくなるもの。初めから「フットサルをするのが好き」「運動ができる男(女)が好き」ということが前提のため、容姿や経歴などに拘らない人には最適な場所と言える。

 街コンのサイトやフットサル合コンを主催している会社のホームページから希望の条件を調べる。その後、時間と曜日が一致すれば参加表明をする。男性の料金相場は4000円~6000円で、女性は2000円~3000円。年齢は25歳~35歳くらいで参加条件となっていることが多い。

 時間は3時間ほど。受付を済ませ着替えてからコート上で自己紹介からスタート。専属フットサルコーチによる簡単な練習。その後、男女MIXでチームとなりゲーム開始。ゲームが終われば1対1、もしくは2対2でフリートーク。

 最後にカップリングタイムがあり、気になる異性の名前を投票し相手と一致すればカップル成立となり、番号交換をする。という一連の流れとなっている。

実際に体験、共同作業が生み出す親近感

 最初の自己紹介タイムは形式上のため、詳しく相手を知る時間ではない。大半の男女がフットサルという共通の趣味で集まっているので、話が早いという点もある。

 稀に男性が過去自慢(全国大会に出場した、日本代表と一緒にサッカーをしていた等)をすることがあるが、女性はあまりその辺には興味を示していない印象を受けた。

 フットサル練習をしているときに垣間見える優しさや、気遣いあるコミュニケーションはポイントが高い。ちゃんとパスができた女性に対して、男性が「ナイスパス!」という声をかけるだけで、女性から笑みがこぼれる。

 逆に男性がしっかりボールを止めたり蹴ったりするシーンでは、女性から「うまい!」「すごい!」という声が飛んでくる。褒められ照れる姿こそ、まさにサルコンの醍醐味であり狙いだろう。

 一般的な合コンでは話の切り口に迷い、話が進まないこともある。しかしサルコンは男女が同じ趣味(興味を持っている)のフットサルを一緒にプレーするために話題に悩むことがない。ボール1つを通じて同じ時間を過ごすことは、一種の共同作業であり、お互いの距離を縮めるにはこの上ない環境である。

 試合をする頃にはチームの仲間と会話することに抵抗がほとんどなくなっている。レベルは初心者や未経験者に合わせた遊び感覚。それでもゴールを決めればチームメイトとハイタッチするなどスキンシップを取れるのは、男女の距離を縮めるには最適だ。

 試合の間には、アドバイスを聞く、どこのJのチームが好きかなど意識することなく男女ともに聞くことができる。積極的な人は、この時点で気になる相手をピックアップしておき、次のフリートークでのターゲットを絞っている。

ときめきポイントは、男女ともに普段とは異なるユニホーム姿

 男女ともに運動できる恰好での参加が必須となるため、大半の人がジャージやユニホーム姿で参加する。その姿は普段の日常では見ることができない姿のため、ときめきポイントとして魅力の1つでもある。

 相手の性格を知りたい。でも、質問する時間は試合中にはない。カッコいいところを見せようとする男性もいれば、女性がミスをしても優しく声かけするなど練習やゲームを通じて性格の一面を見るには適している。

 一般的な合コンでは、お互いの良い部分を見せ合ったり探り合いながら始まる。だがサルコンではフットサルを通じて、その人の人間性や性格がありのままに見えてくる。試合中でも声をかけて盛り上げようとしてくれる男性。ゴールを決めたら駆け寄って喜んでくれる女性など、個性がわかりやすくでるのも特徴の1つと言える。

フリータイムでは女性の方が積極的?

 盛り上がったゲームから、コート上で1対1、または2対2で気になった相手とフリートークの時間を設けている。印象に残っている相手と話したいところだが、男女ともに人気者に集中しやすい傾向が見えた。

 女性のほうが積極的に男性に話しかけている印象を受けたが、男性も話しかけていないわけではない。会話する時間は1人に対して5分から10分。合計でフリータイムは20分前後のため、気になる2、3人に積極的に話にいかないとあっという間に終わってしまう。

 会話した女性の中には、フットサルは未経験だが日頃からジムで身体を鍛えているという。ただジムで出会いを求めるのはプライベートの場のため、運動という共通の趣味で恋人を探したくて参加したと言っていた。

 最後に気になった相手を3番目まで記載し、マッチングすればカップル成立。たとえ不成立でもフットサルをすることでリフレッシュにはなる。

 当日にそのまま食事に行くことも可能だが、女性の運動後の化粧や荷物なども考慮すれば、会場の近くで少しお話をして解散する方が良いかもしれない。

 一緒に参加した友人はサルコンでは出会いがなかったものの、偶然別のフットサル場で参加者の女性と再会し仲良くなったという。共通の趣味だからこそ、当日に出会いがなかったとしても違う日にフットサル場で再会しても気まずくならないのも良い。

お酒に頼ることなく、共通の趣味という強さが発揮されるサルコンが今後も熱い

 通常の合コンではお酒が飲めない人もいるし、会話が弾まない、当たり外れがある、普段とは違う一面を見ることができないーーなど、難点もある。出会いを求めていたとしても気になる部分までチェックすることができない。

 サルコンではお酒は不要。共通の趣味を通じた会話の切り口。気になる人がいなくても運動でリフレッシュできる。普段とは違う一面が見られる。フットサルという共通の趣味がわかっているからこそ、男女ともに探り合うことなく気になる人を見つけやすい。

 ゴールを決めた瞬間、チームで喜びハイタッチして、笑顔の共有をする作業は男女ともに気持ちのいいものだ。フットサルがまったくできない未経験者や初心者こそ参加をお勧めしたい。運動することや、運動する人が好きという気持ちがあれば出会いが成立しなくても、運動するきっかけになる。

 出会いはほしい。でも同じ趣味や運動している人が良いなと思っているフットサル愛好者は、一度サルコンに参加してみて損はないだろう。一見の価値あり、ならぬ体験の価値あり。

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