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ドラマ『下町ロケット』は安定の濃さ、『けもなれ』は企画段階から局内で不安視されていた? 秋ドラマ悲喜こもごも

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お笑い芸人がドラマで重宝される理由

 とは言ってもここまでは『イッテQ!』関連の日テレドラマ。今回はTBSの日劇だし、何と言ってもその直前に『イッテQ!』が放送されてるわけだしね。日テレスタッフも「ある意味、とんでもないチャレンジャーだなと。まぁ正直、イモトが出ているからと言って『下町ロケット』を見る人はそんなにいないと思うけど(笑)、日曜夜に珍獣ハンターから女優にシフトするイモト2段編成。イメージもあるし、普通は使うのがちょっと怖くて二の足を踏むけど、ドラマ作りに定評のある日劇だからこそ出来たいい意味での暴挙」だと感心していたわ。

 バラエティー番組を担当する放送作家も「今はドラマ離れが深刻化していてどんなに売れっ子俳優でも視聴率は取れない。起爆剤の1つとして、バラエティー畑のお笑い芸人やお堅いキャスター陣をドラマに起用したら意外な好結果が出たこともあって、これからも重宝されるんじゃないかな」って。「例えばコントだって、台本を覚えて人前で披露するわけでしょ。特に笑わせなくちゃいけないからより感情豊かにセリフを言うし、元々、読み込む力も表現力も凄くあるから、下手な役者よりはよっぽど見応えがある」とも言ってたわ。確かにそうかも知れないわよね。

 お笑い芸人さんを主役にした連ドラを作った某局プロデューサーも「こっちが思いもつかないセリフ回しや動きをしてくるから、予想が裏切られて面白かった。キャスティングに悩んでいた時に、気持ちが滅入ってたから何気なくお笑いライブに足を運んだんだ。そうしたらどハマリしちゃって。今ではいろんなお笑いライブに行くよ。笑いを追求する芸人さんと役者さんのぶつかり合いが世界をどんどん広げていくし、無限の可能性があって。僕の場合、深夜だから誰も見ていないかなと思っていたら評判もよくて、ドラマだけでは飽き足らず、舞台まで実現させちゃった」そうなの。芸人さんが大挙してドラマに出るようになっちゃったら、俳優さんの商売、あがったりじゃない?

 今クールも『黄昏流星群〜人生折り返し、恋をした〜』(フジテレビ系)には中川家の礼二さんが、『大恋愛〜僕を忘れる君と』(TBS系)にはサンドウィッチマンの富澤たけしさん、『僕とシッポと神楽坂』には尼神インターの渚さんなどが出演していて、キラリと光った演技をしているから、毎回すっごく楽しみなのよね~。

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