NHK地方局長の犯罪行為に甘すぎる処分! NHK局内の倫理観に問題か

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 登坂アナは東京からやって来たNHKを代表する看板アナウンサー。一方、被害女性はNHKのローカル局と契約を交わしたばかりの新人アナウンサー。圧倒的な力の差を利用した、悪質極まりないセクハラであり、パワハラである。また、拒む女性に対して性的な行動におよんだことから、強制わいせつでもあるといえるだろう。

 後日、登坂アナは上司を通じて女性に謝罪したというが、本当に反省があったかは疑問だ。というのも、「婦人公論」(中央公論新社)2018年4月24日号のインタビュー記事で、セクハラについて<当時、私は心身ともに相当弱っていました。新天地では他局との視聴率競争のプレッシャーもありましたし、それと同時に東京での報道の仕事が増えていたこともあり、いろいろな意味でギリギリの状態。まさにエネルギーを使い果たしてしまった、という感じでした。仕事をたくさん抱えるなかで、パワーがかなりダウンしていた。気持ちも不安定になり、それまでの自分ではないような、ヘンな感じになっていたのです>と自己弁護していたからだ。

 「疲れていた」や「気持ちが不安定になっていた」という登坂アナ個人の事情が、セクハラをして他者を傷つけても認められる理由にならないことは言うまでもない。

 しかし、こういった発言が言い訳として機能すると登坂アナが考える背景には、NHKという組織の体質も分ち難く存在するのかもしれない。

NHKでのセクハラ被害の半数以上が「局内」で起きている

 というのも、前掲「週刊文春」2018年10月11日号では、こんな衝撃的なデータが報じられていたのだ。

 福田淳一前財務次官によるセクハラ問題などを受け、NHKの労働組合が局員にアンケートを行ったところ、過半数がハラスメントを受けたことがあると回答し、さらに、その6割以上が「局内」での被害であったと答えている。

 確かに、本稿で紹介してきたセクハラの事例もすべてNHKの局内で起きているものだ。

 公共放送局としてNHKの倫理観はどうなっているのか? 改めて問われている。

(倉野尾 実)

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