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「子宮教」とはなんだったのか。いまあらためて考える、「子宮教」の来し方と行く末

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Thinstock/Photo by Oksana_Bondar/Photodisc

 今年も残すところあと1カ月少し。今年は多くの有名人が亡くなったこともあり、平成という時代が終わる節目を、より強く実感させられます。子宮教ウォッチングをしています当連載としては、長崎県・壱岐へ移住した子宮委員長はる氏が12月20日にはブログ等を一切消去し、子宮教布教からの引退を宣言していることも、ひとつの節目となりそうです。子宮委員長は移住先でも「妙な人物が引っ越してきた」とウワサが広まっているようで、お友だちであるHAPPY氏の縄文祭り騒ぎも相まって(詳しくは壱岐新報ご参照)、引退宣言後も世間様を騒がす気配が濃厚ですけど。

 そこで今回は改めて「子宮教とはなんだったのか?」なる私見を、まとめてみました。私が勝手に作った定義ですが、子宮教とは「女性の健康と幸せは、子宮を労わることから」として、さまざまな健康法や開運法、自己啓発法などを子宮と関連づける主張全般のことです。

子宮系ブロガーたちの台頭

 ひと昔前、女性の美容健康を語るうえでのキーワードは「骨盤」や「骨盤底筋」がトレンドでしたが、手を変え品を変え、手法も主張も出尽くして下火に。すると次なるターゲットが「子宮」へ移行(ちなみに今年は膣)。子宮をケアすれば万事解決‼ なる主張は主に、助産師や整体指導者たちが作り上げた印象があります。

 子宮の問題は心と体の問題。子宮フィーチャーで生きれば女の体は健やかに、生き方まで前向きに変わる! なんて謳う本も存在しています。ぶっちゃけ骨盤よりも、毎月の生理で存在を主張する子宮のほうが、何かしらの手ごたえを実感しやすいパーツなのかもしれません。ダイエット企画で「腸」が鉄板であるように(ウンコという目に見えやすい実感)。

 そんな下地ができていたところに、悪ノリがすぎる勢いでスピリチュアルな役目をメガ盛りしてきたのが、子宮トークで注目を集めんとするブロガーたちです。その筆頭が、子宮委員長はる氏。ちょうどそのころSNS文化が急速に発達し、一億総発信者時代となったことも大きいでしょう。虚像のキラキラ生活をネット上にふりまく集客法が定番化し、ブロガーたちが謎のセミナーやセッションといった商売を展開しはじめ、スピリチュアルな子宮教ビジネスが広まっていきます。

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