「子宮教」とはなんだったのか。いまあらためて考える、「子宮教」の来し方と行く末

【この記事のキーワード】

・子宮にはネガティブな感情がたまる! その感情には自分の本当の望みが隠れているので、無視すると体に悪影響を及ぼしさまざまな病気の元が発生する。
・子宮や膣を温めて活性化させると、エネルギーの循環がよくなって自然と全身が健康になる。ついでに人間関係も金運も向上。
・男性的に生きることは、子宮をないがしろにすること。すると婦人科系疾患を招いたり、パートナーともうまくいかなくなったりする。

 だいたいこんな感じの主張が子宮系女子たちによって、「願いは子宮が叶える」だの「カルマ粒」やら「ご自愛」やら、面白パワーワードで語られました。「あなたの不調は因果応報」といわんばかりのリクツはひと昔前の霊感商法となんら変わりはないのですが、奔放な性生活をアピールしながら「子宮ケアでトラウマを解消し、女性性を開花したからこんなに成功した」と結論づけたことが一部の人には斬新だったのでしょう。

「子宮教」の影響で育児放棄、散財に走った妻に目を覚ましてほしい夫の奮闘!

 日用品の化学物質が体内に蓄積されると恐怖する。夏でも靴下を重ね履きして、体の〈冷え〉をとる生活を子どもに強要。砂糖牛乳添加物は万病のもと、骨盤の歪…

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「子宮教」とはなんだったのか。いまあらためて考える、「子宮教」の来し方と行く末の画像1 ウェジー 2018.07.31

あまりに俗っぽい世界観

 子宮系女子たちの、やんちゃな振る舞いも特筆すべき特徴です。節度や常識、なにそれ食えんの? こんなめちゃくちゃやっちゃったけど、男からはバッチリ愛されてます! 産んだ子どもの世話はしないけど、かわいくてハッピー。自分王国を作ろう! 札束見せびらかして何か問題でも?

 そんなノリは、昭和生まれの私にとっては「悪いほうが格上」的な、懐かしのヤンキー像を思い出させます。しかしこれを「新時代のパワーみなぎる元気な女子たち」と受け取り、目からウロコとばかりに傾倒していった人たちもいるのです(そんな女性たちに感銘を受け、「子宮系男子」を名乗る男性も存在しています)。

 そして俗っぽいことこの上ない「女性性」も、信者獲得に功を奏します。これがお手本! とばかりに子宮系女子たちがSNSやブログでアピールしている姿を見ていると、私は「女らしさって何だろう」という疑問の森へ迷い込みます。

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